初秋の室蘭沖堤防:アイナメ攻略と季節の変化を読む/甲斐隆之介
皆さんこんにちは。北海道の甲斐です。
今回は室蘭沖堤防ロックフィッシュのレポートです。初秋の沖堤防を攻略してきたので、そちらを解説します。
外気温は少しずつ秋めいてきて、朝方はアウターを着なければ寒い時期になり、釣れる雰囲気がかなり出てきました。
そんな中で挑んだ室蘭沖堤防でのアイナメ攻略。産卵絡みの個体の進行状況と晩夏のアイナメのポジショニング確認、他の魚の進行状況をどうリンクさせるのかがキーだと考えました。
釣行当日の様子
当日は前日からの西風の影響でうねりが残っており、乗りたかった最も沖に位置する堤防には登れず…。
仕方なく、最も陸側に位置する沖堤防へ登ることに。
ここはシャローエリア〜ディープエリアまでの距離が非常に長く、なだらかな水深変化が特徴の堤防。
また、外海側は近くにある河川の影響を受けやすく、雨などが絡むと水質変化も顕著になることも特徴です。
反応が無い中、気づいたこと
スタート時はディープ寄りのポジションを狙っていましたが、遠投も壁際も全くの反応なし。
堤防の基礎周りを狙ってもエゾメバルも全く反応なし。
ディープの先端側にエントリーして、遠投しても時折ある小さなバイトがやっとな様子。
おそらく、アイナメは思っている以上に進んでいるのでは?
基本、狙う時には大体の見当から少し進んだ状態をイメージし、そこから時期を戻すように逆算しながらすり合わせをしていくのですが、この日は全くかすりもしなかったのが、進んでいるという見解に至った理由です。
そこから一気にシャロー側へ移動してアプローチ開始。
最初はジャグホッグ2.5″を様々なリグやウエイトで使っていきましたが、なんだか少しずれている感じ。
バイトはおそらくエゾメバルっぽい感じを見ると、ポジションはやや夏寄りな気がしたので、壁際を主体に狙う釣りにシフト。
ワームも水押しをなくすためにYammy Fish 3″をセレクト。

スピード感とイレギュラーアクションを出したかったので、リグは14gテキサスリグ。
アクションはキレ良く跳ねさせるようなダートに近いアクションをつけ、一定のレンジの個体に対して、じらすようにしつこく強く見せるとバイトに持ち込める傾向が強いように思います。
このパターンがドンピシャでハマり、今までの反応のなさがウソだったかのようにアイナメが連発!!


サイズこそ40cmちょっととやや物足りないサイズではありますが、夏らしいパワフルなアイナメたちが元気にバイトしてきてくれました。
また、シーズンの進行も感じることができました。
というのも、ファイトしている個体の後ろに45~50センチクラスのアイナメが複数匹追尾してきました。
ヒットしたレンジに対して、大型個体も意識が向いていることを考えると秋に向けて移行している先行個体が出始めているように感じ、秋の訪れがより待ち遠しくなりました。


<タックル紹介>
Rod:RV-C66ML–ST
Reel:メタニウムベイトリール
Line:Red SPOOL 14lb
Lure:Yammy Fish 3″/ゴールデンシャッド
Rig:14gテキサスリグ


【製品詳細】
・Revoltage・・・https://www.jackall.co.jp/bass/products/rod/revoltage-rod/revoltage2023/
・Yammy Fish 3″・・・https://www.jackall.co.jp/bass/products/lure/soft-bait/yummyfish/
・Red SPOOL・・・https://www.jackall.co.jp/bass/products/accessory/line/red-spool/