【北海道室蘭】アイナメ攻略にはタックル選びが鍵/甲斐隆之介
皆さんこんにちは。北海道の甲斐です。

ここ最近、釣りに行っても釣果がパッとしないことや体調不良で釣りに行けないなど、レポートも出来ずじまいで不甲斐ない思いでおりました。
今回は体調も回復し、天候にも恵まれ、久々の良いコンディションでの釣行。
朝イチは室蘭港内をランガン。
今年の室蘭港内は魚影が非常に薄く、魚を出すのもかなりの高難度。
それでいて、アングラーによる人的プレッシャーも相まって、容易には釣れない状況。
自分の中でこういった時に好実績なアプローチを多数用意して、試行錯誤しましたが、全くといっていいほどの無反応。
・ジャグホッグ2.5インチ 5gフリーリグ
・シザーコーム3.0インチ 14gフリーリグ
・ジャグホッグ2.5インチ 35gフリーリグ
これらを適材適所で入れていくも時折弱いバイトがある程度で釣果につながるような感じはなし。
結局港内ランガンでは魚をキャッチできず、後半戦の磯へ。磯の方は打って変わって、魚っ気が沢山。40アップの綺麗なアイナメ。
ジャグホッグ3.0インチとプロトシンカーとの組み合わせでのヒット。沖のブレイクを丁寧に落とし込むようにアプローチして食わせました。

使用タックルは
ロッド:RVⅡ-C711H
ライン:PE1.5号
リーダー:Red Spool 16lb
平磯の全体水深は手前側は1~1.5m程度で、深い場所だと5~6m程度。
ヒットするポジションはこの日は手前側の浅い場所ではなく、沖にある5~6mのブレイクラインがほとんど。
バイトの質は全体的に弱く、明確なバイトはほぼなし。当日は北西風が吹いており、釣り場にも風が当たっておりました。
この時期の北西風は冷たいため、風の当たる面にはマイナスな要素が多くなってしまいます。
この日もそうだったこともあり、バイトポジションはやや遠くのブレイクラインにバイトが集中したのかと思います。
こういったエリアでの釣りにおいて、スピニングタックルだと柔らかすぎてスタックしがちになってしまい、アプローチの精度や手返しに悪影響を及ぼしてしまうことが増えてしまいます。
こうなったときにRVⅡ-C711Hは非常にベストだと考えます。
特にPEラインとの組み合わせで更に高いパフォーマンスを発揮してくれます。
というのもレングスの長いロッドは曲がりやすいので、平磯のようなスタックのリスクが高い場所では比重の高いモノフィララインとの組み合わせだとスタックを躱しきれずに根掛かりへと繋がってしまいます。
そこで組み合わせるのがPEラインの1.5号~2号。
ラインの浮力を利用することでライン角を上げることができるため、スタックのリスクを下げることができます。
組み合わせるリーダーの号数と長さでリグのトレースラインの調整やスタックのしやすさの調整もできるため、状況に応じた合わせ方ができ、よりその時にアジャストさせたアプローチが可能になると考えます。
今回の釣行では顕著にそれが出ました。
ヒット率の多かったブレイクラインはなだらかなブレイクではなく、ややエッジのある急深ブレイクになっており、モノフィララインだとかけた後のラインのトレースコースが沈みすぎてしまい、魚が巻かれる確率がかなり高くなってしまいます。
また、ヒットポジションまでは20m程度距離があり、手前側の浅場にはゴロ石や海藻などがたくさんあり、ラインが沈んでしまった際の干渉物が多くなってしまいます。
同行していた知人はモノフィララインでアプローチしておりましたが、上記の要因でフッキングミスが多発しておりました。
その点、PEラインセッティングだとスタックもなく、掛けた後のランディングまでの流れも何一つ問題なくスムーズに行えました。
こういったエリアによるタックルセッティングの調整でアプローチの精度やキャッチ率の向上につなげていければ、より良く、より楽しい釣りができるかと思います。
更によいセッティングが見つかれば、またレポートで報告したいと思います。

【製品ページはこちら】