越前の夏夜を彩る ― パラソル級が揃った贅沢なイカメタル釣行/鈴木洋太郎
皆さんこんにちは。オフショアスタッフの鈴木洋太郎です。
福井県越前の遊漁船「オーシャンクイーン」にて、夏の夜の風物詩、イカメタル釣行を楽しんできました。
夕方の出船時は穏やかな海況で、夕日が沈む頃にポイントへ到着。
集魚灯が点灯すると、海面にベイトの群れが寄り始め、期待が高まります。

今回はタックルにゲキダキスッテ、ゲキダキスッテメタルを投入。潮が早いので2.5号をセレクト。レンジや潮の変化に合わせてカラーローテーションを行いました。
水深は70m、小さなアタリが出るものの、フッキングに至らないケースが多発。
慎重に合わせを入れると、ようやくパラソルサイズのケンサキイカがヒット。重量感のある引きが竿に乗り、船上に上がってきた良型に思わず笑みがこぼれました。
この日の特徴はとにかくサイズが大きいこと。数は伸びないものの、掛かればほぼパラソル級という贅沢な展開でした。

中盤、潮が緩んだタイミングではアタリが遠のき、船全体的に渋い状況に。
それでもGDS-C510MLの繊細なティップが微妙な触りを捉え、小刻みなシェイクからスローなフォールで再びヒット。

ダブルヒットや連発はなかったものの、一杯一杯を丁寧に拾う釣りで確実に釣果を積み重ねました。
特にゲキダキスッテの安定したフォール姿勢は、活性が低い状況でも違和感なく抱かせられる強みを実感。

終盤はレンジが深くなり、40mラインを中心に狙う展開。アタリはさらに繊細になり、集中力を切らさず棚を合わせ続けることが重要でした。
時折ラインがフワッと緩む小さな変化を捉えてアワせると、ズシリとした重量感。これもまた良型のパラソルサイズで、渋いながらも最後まで手応えのある釣りを楽しめました。

最終的な釣果はクーラーが賑やかになるほどではなかったものの、サイズはすべてが立派なパラソル級。数以上に型で満足できる釣行となりました。
改めて感じたのは、ゲキダキスッテの操作性、そしてロッドの感度があったからこそ、渋い状況下でも良型を手にできたと思います。
越前の海のポテンシャルを改めて感じつつ、仲間と笑顔で港へ戻ることができました.








