喰わせのスローADXT-C70ML
皆さん、こんにちは。吉岡進です☆
遂に公開されましたタチウオ用ジギングロッド・アンチョビドライバーEXTRO
既出のアンチョビドライバーLJとも並行してテストを繰り返し、コチラのほうはより玄人向けの尖がったスタイルの性格となっています。
今回ラインナップされる3本の中で、僕がメインで開発に携わらせて頂いた機種がADXT-C70MLです。
このロッドを企画した理由は、
スローで探り、喰わせのロッド
が欲しかったから
これまでのロッドでジグをスローに高く上げるには長さが不足する為、ロッドの曲がりによるパワーロスを防ぐ為に少し張りのあるモデルを使っていたのですが、張りがある分イメージ以上にジグが飛んでしまう。そうなるとミスバイトであったり、活性が低い場合などには魚がジグを嫌がってしまう傾向がありました。
そこで7ftと少し長めに設定し、その長さを活かしたジグのフォール時間(滞空時間)を長く取ることで喰わせのチャンスを広げる事に成功しました。
またテスト序盤では、長さがある分ジグを楽にアクションさせるテーパーで進めていたのですが、ミスバイトによるスレガカリやラインアタックによるジグのロストが目立ちました。
これは水中でジグが動きすぎている為と容易に想像出来たので、穂先からベリーに掛けて、適度にパワーを落とし、竿の反発でしゃくりあげた時にジグが飛ばないように設計。これでミスバイトは減り、しっかりと口周辺に掛かる率が激増したのです。
僕の釣りを釣りビジョン・ドラゴン8などでご覧いただけると分かり易いのですが、反応が乏しい時ほどジグを大きく上げて(竿を持ち上げて)、フォールに竿を追従させながら注視していることが多くあります。
取材・テスト・プライベートと全国各地の海に太刀狩りに言っている僕ですが、厳しい状況になればなるほどこの釣法が増え、僕の中では最も自信のある釣り方になっているんです。
このロッドは、1年を通して全国的に良く使う重さの130グラムを水深50メートルあたりで飛び辛い設計にしてあります!
アンチョビメタルタイプ2.タイプゼロあたりのスローでも使えるジグを、飛ばさずにフォールメインで釣っていく釣り用にテストを重ねて来たのですが、結果、ロッドを寝かしてワンピッチで使って貰うと、下から3.4番目アタリのガイドから上がかなりしなやかになり、竿の角度でワンピッチにも対応するくらいオールマイティーなロッドになっております。
他には無いロッドになるので、追加の一本、または、この一本があればどんな状況にも対応出来てしまいますので是非試して貰えたらなと思います!
これまでにない珠玉の一本となっておりますので、発売まで楽しみにしていてくださいね☆