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【玄界灘】イカメタルで釣果を伸ばす「3つの考え方」/鈴木洋太郎

玄界灘で実感した数を伸ばすための考え方

一年の中でもトップクラスの釣果が期待できる7月末の玄界灘。

「イカメタルシーズン本番」とも言える時期ですが、一方で「昨日は100杯近く釣れたのに、今日は半分以下。」そんな日も決して珍しくありません。

同じ船、同じポイントで釣りをしていても、釣果に差が出る理由はどこにあるのでしょうか。

もちろん経験や技術もありますが、私が最も大切にしているのは状況に応じて素早く切り替えることです。

その中でも特に意識しているのが、

  • スッテ
  • 誘い

この3つ。

この3つを状況に合わせて切り替えられるかどうかで、その日の釣果は大きく変わってきます。

①釣れた棚に固執しない

最も重要なのは「棚(レンジ)」です。

イカは常に同じ水深にいるわけではありません。

潮の流れやベイトの動きによって群れは刻々と移動するため、5分前まで釣れていた棚が、今も正解とは限らないのです。

一度アタリが遠のいたら、そのまま待ち続けるのではなく、数メートルずつ上下を探ってみましょう。

船中で誰かが連続して掛けているなら、その棚を参考にしながら、自分でもレンジを細かく探ることで群れの中心を見つけやすくなります。

「釣れた棚」ではなく、「今釣れる棚」を探し続けること。

これが数を伸ばすための第一歩です。

②スッテはカラーだけでなく、サイズも切り替える

スッテ交換というと、カラーばかり意識されがちです。

もちろんカラーは重要ですが、それ以上にサイズやシルエットを変えることで反応が変わる場面も少なくありません。

例えば潮が速い時間帯はコンパクトなスッテの方が扱いやすく、イカも抱きやすいことがあります。

一方で活性が高い時間帯は、存在感のあるカラーやシルエットの方が反応を得られることもあります。

逆に渋い時間帯には、ナチュラルカラーへ変更するだけで再びアタリが出るケースもあります。

「今日はこのカラーしか釣れない」と決めつけず、反応が落ちたら積極的にローテーションすること。

その一手が次の一杯につながります。

③誘いは「動かす」より「止める」を意識する

アタリが遠のくと、つい大きく誘い続けてしまいがちです。

しかし玄界灘では、テンポよく誘った後にしっかりステイを入れた瞬間に抱いてくる場面が非常に多くありました。

イカにスッテを見せる時間を作ることで、追ってきた個体が安心して抱くタイミングを与えられます。

もちろん、その日によって状況は変わります。

活性が高い日はテンポよく誘い続けた方が反応が良いこともあります。

だからこそ大切なのは、

「今日はどちらが反応するか」を探ること。

誘い方にも正解は一つではありません。

釣果の差は「引き出しの数」で決まる

イカメタルは、同じ船で同じタックルを使っていても、釣果に大きな差が生まれる釣りです。

その差を生むのは、高価な道具でも特別なテクニックでもありません。

状況の変化に合わせて試せる”引き出し”をどれだけ持っているか。

棚を変える。

スッテを変える。

誘いを変える。

この3つを迷わず試し続けることが、結果的に数釣りへの一番の近道になります。

玄界灘はもちろん、全国のイカメタルフィールドでも考え方は共通です。

アタリが止まったと感じたら、一つのパターンに固執せず、小さな変化を積み重ねてみてください。

その一杯の積み重ねが、一日の終わりには大きな釣果の差となって現れるはずです。