価値ある一枚を求めて、、、 / 田邊 智晶(チセイ)
皆さんこんにちは!田邊智晶(チセイ)です。今回は先日行ったばかりの紀淡海峡での釣行をレポートします。1月、2月とグッと寒くなり、水温も下がり切った冬の激渋パターン。
なんとか一枚釣らないと、「ボウズ」の文字も見えてくるのがこの季節。
大切にしているのが、ロッドの硬さです。

冬場、厳しい上にアタリも弱く、”針掛かり”まで持っていく為には、ロッドの硬さはとても重要になってきます。
ロッドが硬いとアタリは分かり易くなるものの、魚が違和感を感じやすく、本アタリまで持ち込みにくい。運良くルアーを追ってくれても、ロッドの硬さで弾いてしまい”針掛かり”まで持っていけないな事も多々あります。
メインロッドの番手は「SUL」
私のメインロッドは一年中、ビンビンスティックRBシリーズの「BSRB-C69SUL」とエクストロシリーズの「BXS-C69SUL 」。
ロッドの硬さを変える事で「今回はこっちが良かった。柔らかいの用意しとけば良かった、、、」
皆さんもそんな思いを経験したことはないでしょうか?
私はそういった事にならないように、一年を通してメインロッドは変えることはありません。
柔らかすぎず丁度いい番手の「SUL」が1番好きな番手です。
柔らかいと、必然的に前アタリから本アタリまで持ちこむ確率が高く、厳しい状況下でも少ないチャンスを得る事ができます。バーチカル釣法はもちろん、ドテラ釣法時にラインが内に入るパターンの時にも、アタリを弾かず乗せることができます。
いざ実釣、、、。
さて、この日も海の状態は厳しいとの事。魚探の映りは”底ベタ”反応でした。
迷いなく選択したのは、絶対的信頼のある「TGビンビン玉スライドNEOのオレンジゴールド」に「マスターカーリーのブライトオレンジドット」をセットしたコンビ。フックは今年の春に発売予定の「ビンビンフック 無双」。
ネクタイは、冬場の捕食するベイトが小さい時に効くイメージのあるドット柄です。
そして、私の絶対的信頼のヘッドカラーはオレンジゴールド!

激渋パターン時にやる事は大きく分けて2つ
①鯛が口を使ってくれるくらい、コンパクトかつ控えめなセッティング。
②やる気のある鯛だけを狙って目立たせるセッティング。
この日は後者の②を選択。
丁寧に、巻き速度を考えながら信じてしっかり巻いていきます。
耐えの時間経て、底から違和感が、、、。
丁寧に慎重に誘って18巻きでヒット!

良型の真鯛を釣ることができました。
その後、再び耐えの時間続きます。
セティングは変えず巻きを少しスローに変えて重みを感じて丁寧に巻きます。
7巻目で「重っ!」我慢して我慢して丁寧に巻きます。そして、ヒット!
テンションが抜けないように慎重にファイト。上がってきたのは69センチの大鯛でした!


久しぶりの大鯛で震えるくらい嬉しかったです!
一年で1番低水温の激渋パターン。
私にとっては、厳しく悔しい日があるからこそ、貴重な一枚の重みが感じられる大好きな季節です。

みなさんも、価値ある一枚を求めて釣りに出掛けてみてはいかがでしょうか?