【JBTOP50第4戦桧原湖入賞!】/藤田夏輝
皆さんこんにちは。ジャッカルプロスタッフの藤田夏輝です。
今回は、9/13~15に行われたJBTOP50桧原湖戦で活躍したタックルと、キモになったアプローチをご紹介したいと思います。
まだまだ暑い桧原湖で
今大会は昨年優勝した桧原湖であり、エリーゼやTRAP microが誕生した時とほぼ同時期の開催でした。
しかし、季節感は昨年と違い水温は24℃前後と、まだ夏を引きずっている状況でした。
直前プラに入るとプリプラクティスの段階から減水が進み、秋水位よりも低い。
なのに水温は変わらず、秋と言えないような状況。
昨年爆発したスポットや釣り方を試すも、明らかに反応が違い苦戦しました。
そんな中で出会ったのが沖を回遊したり、時折りボイルするバス。
ふと、エリーゼ(コンフィデンススモーク)のホバストをキャストしてただ巻きをすると、簡単にバイトして来ました。

しかもサイズが良い。
コレは試合のパターンになりそうと意識しつつ他のパターンを探ると、バンクを回遊するバスも多い事に気付きました。
イモをリグったキャロライナリグを試すと、これまたビッグフィッシュ。
あとは見つけたラージを狙いに行く、といった感じで練習を終え、試合を迎えました。
プラクティスを活かし、挑む本番
初日はフライトが良く、見つけていたラージを開始5分でキャッチ!
カバー下に浮いたタイミングでカバーネコを投入。
タックルはハンパないパワーでお馴染みのナナマルロッド、RVⅡ-S68MH+で掛けたらゴリ巻きで速攻ランディングでした。
そこからバンクのキャロでビッグサイズをキャッチ。
最後に回遊バスをエリーゼの巻きで1匹入れ替えて初日2位。
しかし、反省点として、プラクティス〜試合にかけてプレッシャーが掛かっていく事から、RVⅡ-S510SUL-STではファイト中のバレが目立ったため、ロッドをRVⅡ-S60SULに変更。
後ほどその意図を説明します。
その甲斐あって、2日目は回遊バスに照準を絞った展開で、超薄掛かりでもキャッチに成功。
ドラグもズルズルで、1匹2分半も掛かるロングファイト。
身体が出来上がった最終日は回遊バスで揃えて、バンクのキャロで1200g近いビッグスモールをキャッチして総合成績5位で終える事ができました。

紙一重の掛かりを活かすタックルバランス
今回は回遊バスを相手にしたことにより、プラクティス〜試合が進むにつれて過度なフィッシングプレッシャーが掛かり、バイトまで至らない、もしくはアタっても掛からないバイトが増えていきました。
そんな状況でも確実なキャッチに繋げてくれたのは間違いなく「TRAP micro」と「RVⅡ-S60SUL」です。


TRAP microはカーブドポイントを採用しているため、アタリとして手元で感じる前に、触れた位置に絡みついた状態を保持してくれる特性を持っています。

ロッドはRevoltageシリーズの中でも最も柔軟性のあるRVⅡ-S60SULを組み合わせる事により、巻きホバストで起こる超ショートバイトをも絡め取り、確実なキャッチへと繋げてくれました。
RVⅡ-S60SULはPEラインの使用を前提に設計されており、コンセプトは『竿が仕事するロッド』
PEラインは伸びが少ないため、ロッドがショックを吸収しなければ、ショートバイト時の身切れリスクが上がる。
しかし、飛距離や操作性を重視したい状況で、フロロラインではなくPEラインを選択せざるを得ない場合に、僕はこのロッドを選択します。
今回はマイクロホバストを出来る限り飛距離を出して群れに当てたかったので、このロッド無くしては成り立たない状況でした。
ビックフィッシュを連れてくるマル秘カラー㊙︎
もう一つスモール戦で必ず使用する㊙︎カラーはズバリ「ジュンバグ」
このカラーは6m以深、もしくは荒れた天気で使用します。
さらには晴天で活躍するグリパンと組み合わせた「グリパンジュンバグ」は必ずと言っていいほどリグります。
プリプラクティスから安定した釣果をもたらしてくれたウォブリング2のキャロ、2.5のテールカットチューンキャロ。
こちらを新色スモールSPカラーとしてテストを行なっておりますのでご期待ください。
シビアなスモール戦を戦う上で大切なルアーやカラー選択、タックル。
貴重な1匹をキャッチに持ち込む為に設計された僕の武器。
自信を持ってオススメします。

<タックル紹介>
ロッド:RVⅡ-S60SUL
リール:2500XH
ライン:PE0.3号+リーダー1号
ルアー:エリーゼ1.5(コンフィデンススモーク)1.3gホバスト
フック:TRAP micro 8 or 10