COLUMN
コラム

新製品ハグレ96Fで利根川ランカーシーバスキャッチ/佐藤雅樹

皆さんこんにちは。茨城県フィールドスタッフの佐藤雅樹です。
厳しい夏の暑さを落ち着き始め、少しずつ秋の気配が見える利根川水系。

とは言え、まだまだ調子の上がってこない利根川のシーバスシーン。
今回はタフな状況の中で新たに発売となったハグレ96Fを使ったランカーシーバスキャッチの模様を解説します。

9月中旬の利根川水系、潮まわりは大潮。天気は快晴でかなり強い月明かりが注いでいる状況。

最初にエントリーしたポイントは、下げ止まり前のタイミング。
潮位が低いので利根川本流の堰(せき)が開いており、夕方に降った雨との影響でゴミと濁った水が激流となって流れていました。

この嫌な水のエリアでは、ベイトとなるイナッコの数も少なく、シーバスの気配も感じられなかったためポイントを移動。

濁り水と激流を避けられるポイントにエントリーすると、イナッコの固まるエリアに遭遇。

ボイルこそ起きていないものの、時折イナッコの群れがザワザワ何かに追われている状況。

ベイトサイズは10cm前後のイナッコ。ハグレ96Fのサイズ感ジャストです。(ハグレ96Fは96mm

ある程度水深のあるエリアでしたが下のレンジに魚の気配はなく、表層付近を引き波を立て泳いでいるベイトが多かったのでベイトサイズ・レンジ感がバッチリ合うハグレ96Fをチョイス。

ここでカラーの選択ですが、月明かりが強く風もほとんど無し。
これだけであればスミシオゴースト・アミボールなどがオススメですが、イナッコのベイトボールの中で、ベイトになじませながらある程度アピールもあるイナッコを選択。

イナッコ

レンズ系ホロはナイトのイナッコパターンによく効く、と言う点も決め手になります。

イナッコのざわついている場所の奥へキャストし、ポイントへスローに送り込む。

表層直下をスローに巻けながらしっかりとアクションしてくれるハグレ96F特殊構造リップのおかげで水面下5~10cmの超表層レンジを絶妙なタイトウォブンロールで引いていくとコツッと小さいアタリがあるもヒットまで至らず。

特殊構造リップ

その後も何度か同じようなアタリがあるも、なかなかヒットまでは持ち込めず。
今度はストップを時折混ぜてみる事にするとこれが功を奏しストップのタイミングでしっかりと重みの乗るバイト。

すんなりと寄ってくるのと、これまでの小さいバイトからサイズはそこそこかなと思っていると足元で強烈なラン。

フックがアゴ下に浅くかかっているのが見えたので慎重にファイトしながらランディング。

計測すると80cmを超える貴重なランカーサイズ。

この季節の変わり目の渋い状況の中での一本はかなり嬉しい一匹でした。

ハグレ96Fの超表層レンジ攻略は私の新たな利根川シーバス攻略の一手となりました。
皆様もぜひこの超表層レンジ攻略をお試しください。