涸沼シーバス攻略、釣れない時こそ大胆に!/佐藤雅樹
皆さんこんにちは、茨城県のショアソルトフィールドスタッフ佐藤雅樹です。
私がホームとしている利根川の他、茨城県にはもう一つシーバスのメッカ、涸沼があります。
今回はRAICO 132Fを使った涸沼シーバスの攻略について解説していきます。
今年の涸沼水系
今年の涸沼水系は例年になくベイトフィッシュが岸に寄らない状況が続いており、それに伴いシーバスもシャロー帯に差し込む事が無く、一瞬の時合いを逃すとかなり魚を捕ることが難しい状況が続いています。
当日の天候は曇りで風は全く無く、水面も鏡のような状態。ベイトとなるイナッコの数も少なく、非常にアングラー側にとっては難しい状況。
エントリーしたポイントは岸から100m程ウェーディングしたシャローフラットな地形。
沖のブレイク周りに着いているベイトフィッシュを、フィーディングしに寄って来るシーバスが狙いです。表層に生命感は無く、時折イナッ子がピチャリと跳ねるのみなのでまずは下のレンジからサーチ。
遠投した先は2m程の水深で、手前10m程から1m以内の水深となるブレイクをかすめるようにサーチするも反応がない時間が続きます。
探っているブレイクの水面上ではイナッ子が何かに追われているような動きを見せているので、シーバスがタイミングで入ってきているのは観察できます。
しばらくすると一発の単発ボイル、先程から狙っているブレイクの少し先での一発。
狙い済ましてキャストするも反応なし。
ベイトフィッシュがかなり少ないうえ、完全無風で穏やかな水面ではルアーを見切られているのか中々バイトまで持ち込めず。
無闇にキャストすると場を荒らしてしまうので、キャストせずにしばらく観察していると、やはり同じ個所でイナッコがざわつくとボイル発生。
シーバスのフィーディングスポットは確認できたものの、ルアーを見切らせずに食わせるファクターが足りない。
うしたものかと頭を悩ませていると、微風が吹き始め水面がゆらゆらと揺れ始める。待望の風の到来ですが、フィーディングスポットで一発で喰わせなければならない状況に変わりはありません。
RAICO 132Fの出番
やる気のあるシーバスに一発で気付いてもらうにはアピールが重要です。
ここでライコ132Fの出番です。
水面近くで水を撹拌するファットなボディと、ハイアピールラトルサウンド。そしてウェイク系ルアーながら喰わせ能力も高いタイトウォブンロールアクション。
カラーはグローパールチャート。パールのボディがシルエットをぼやかし、待ち構えてルアーをじっくり見ているシーバスにルアーと悟られないようなカラーチョイス。
ブレイクの水面でイナッコがざわつくのを待ち、波紋が出た所の少し奥へキャスト。
着水後すぐにスローでリトリーブ開始。ボイルしていた地点に近づくと水面を割る強烈なバイト!!
強烈なエラ洗いを見せ必死に抵抗するシーバス。
大型3番フック搭載なので、フックの強度に構う事無くゴリ巻きファイトで一気に寄せキャッチ成功。
ランカーフィッシュとまではいきませんでしたが、70後半の体高がかなり筋肉質な良型シーバスでした。
ここ一発の時合いで魚を引っ張りつつも、喰わせに長けたRAICO 132Fだからこそ獲れた魚と言えるでしょう。
私の大型シーバス狙いには外せないアイテムとなっています。