夏マゴチ!この2パターンを覚えておけば大丈夫!/伊賀拓実
こんにちは!宮城県の伊賀拓実です。
夏と言えばサーフマゴチがメインターゲットですが、毎回確実に釣れるわけではありません。
その時の気温や海水温などで魚の状況が常に変化するので、【状況に合わせた釣り方】を理解していないとせっかくの釣行が無駄になってしまいます。
そうならない為に今回は、「サーフゲームで覚えておきたい2つのパターン」を解説していきます。
マゴチの特徴
全国のサーフに生息し、初夏から秋頃(6月〜10月)頃は産卵のため浅い所までやってくる為釣れやすくなります。
夏に釣れる魚で暑さに強く「照りマゴチ」とも呼ばれます。
2つのパターン
暑さに強いマゴチですが海水温上昇の影響もあり、特に8月は年々釣りにくくなっています。
そういった時にいつもとは違う釣り方でアプローチし攻略するのです。
パターン1:【アピール力重視の”攻め”の釣り】
攻めの釣りと言っても、攻撃的に誘う訳ではありません。30g〜40gのメタルジグやワームで手前から沖ブレイクを手返しよく探る事です。
[伊賀拓実タックル]
ロッド:SABULL−109MMH ※ワームメインの時は107MLMを使用
リール:ツインパワーC5000XG
ライン:エックスブレイドX8 ペンタグラム0.8号
リーダー:レッドスプール20lb
ルアー:メタルジグ・シンペン・ワーム
1年通してパターン1のタックルを使用しますが、自分はルアーや波のコンディションによってロッド番手やPEラインの太さを変えます。
109MMHはメタルジグやシンペンなど飛距離を重視するタイミングで使用し、ワームや30g前後のシンペンを使用する際は107MLMを使用します。
また波が高い時やゴミが多い時はPEラインを1号に変え、耐久性を上げます。
いつもの釣り方とあまり変わりませんが、意識するポイントは「ルアーレンジ」です。
マゴチはカニやエビなどの甲殻類、ハゼやキスなど砂地を好むベイトを捕食しているので、ボトム〜20cm付近をスローにリトリーブする必要があります。
そうすればマゴチの視線にルアーが入るので反射的にバイトしてきます。
パターン2:【アピール力を抑えたフィネスの釣り】
パターン1とは真逆のアピール力を抑え、より違和感をなくした繊細な釣りが【サーフフィネス】です。
[伊賀拓実サーフフィネスタックル]
ロッド:SABULL−108ULML
リール:アルテグラC3000HG
ライン:エックスブレイドX8 0.6号
リーダー:レッドスプール4号16lb
ルアー:センシーテール・メタルジグ20g前後
ジグヘッド:センシージグヘッド5g〜14g
サーフフィネスの使用タイミングは、【魚の反応が明らかに少なくなった時】や【アングラーによるプレッシャーが掛かっているフィールド】で使用します。
使用ルアーが20g以下の物が多く、代表的ルアーがセンシーテール+センシージグヘッドの組み合わせです。
ピンテール形状なので極限までアピール力を抑えたワームになっております。ですが、テールが全く動かない訳では無く、リーリング中はピンテールが細かくピリピリピリと動いてくれるのでわずかな波動を出しつつ、小魚が泳いでるように演出します。
メタルジグは20g前後の物を使用しますがそれにも理由があります。
メタルジグは素材に鉛や亜鉛を使用しているので、浮かせる事が難しいルアーです。ボトムノックし過ぎてしまうとプレッシャーを与えてしまう原因になるので、わずかなアクションでもしっかり浮いてくれるウェイトを使用します。
アクション方法
パターン1のアクションは「ただ巻き・ストップ&ゴー・リフト&フォール」など様々ありますが、パターン2のサーフフィネスは主に2つのアクションを軸として誘います。
①スロー巻き
ポイントに着いて、まずは魚のコンディションを判断する為に広範囲をスローに巻きます。活性が高い時やベイトが入ってる時は巻きでバイトしてきますが、活性がそこまで高くない時はショートバイトが多くなります。沖を探りたい時は20g前後のメタルジグで同じようにスローに巻きます。
②ボトムスキップ
スロー巻きに反応がない時はボトムスキップでボトムを中心に誘います。自分は”3回チョンチョンチョン→止める→チョンチョンチョン→止めるの繰り返しで誘います。
ひとつここでの注意点が「リフト&フォールと同じようにアクションしない」事です。
ボトムスキップは20cm〜30cm程ルアーを浮かせ移動距離を極端に抑えた喰わせのアクションですが、リフト&フォールだとルアーを浮かせ過ぎてしまいますし、移動距離も大きくなってしまうのでサーフフィネスにはあまり向かないアクションになります。
以上が自分のおすすめする2つのパターンでした。
マゴチ以外にもヒラメにも通用するタックル&アクションなので、是非参考にしてみてください!