皆さまこんにちは、松本裕之です。

秋分の日が過ぎ、日に日に日照時間が短くなってきましたね。

日本海ではイカメタルがほぼ終盤、変わってディープタイラバがシーズンインとなります。

早速、日本海は島根県のシーラックへ行ってきました。

今回は、これまで明かさなかったディープタイラバでのビンビンスイッチの使い所についてお話ししていきます。

日本海は出船してみないと潮が流れているのか、流れていないのかが分からないところがあり、プラス風の影響も受けます。
潮の流れと風、風向きは釣果を左右する非常に重要なファクターであることは間違いありません。

ポイントに到着して、タイラバを落とした時に、タイラバがどんどん船から離れていく状況であれば釣れる確率が高く、真下に落ちる状況では釣れないことが多い印象をお持ちの方が多いのではないかと思います。

みなさんは、タイラバが真下に落ちる状況ではどのような工夫をされていますか？

タイラバをキャストしてみる、ウエイトを軽くして少しでも流されやすくして広範囲を探れるようにする、このようなことをされていることが多いのかなという印象です。

釣れない時間が続くと、船が動かないから今日は難しいとか、魚の活性が低いから厳しいと思い込み、そこで諦めていませんか？

魚探にはしっかり魚の反応が出ています。視点を変えてみましょう。

釣れない時にタイラバは正しく泳いでいるでしょうか？ネクタイも綺麗にアクションしているのでしょうか？

ビンビン玉NEO、いわゆる丸型ヘッドは流れがない状態で巻き上げるとヘッドの方向が安定せず、微妙に回転しながら上昇します。
この時、装着しているネクタイはヘッドの水流を受けてイレギュラーな動きになりやすいです。

ドテラ流しにおいて、丸型では安定した泳ぎをしない状況（タイラバが真下に落ちる状況）できちんと泳ぐタイラバがあります。

ビンビンスイッチです。

ビンビンスイッチは上下の動きに対して安定感のあるヘッド形状かつ、ヘッドの水流に影響を受けにくいように、ヘッドの上部にネクタイを装着する構造をもつタイラバです。

ドテラ流しで、タイラバが真下に落ちる時や状況の二枚潮の時にビンビンスイッチを使ってみてください。

真下に落ちるとき

タイラバを着底させてボトムに放置してもほぼ動かない、またはほんの少し動くくらいの時です。

二枚潮のとき

ラインは船から払い出すように出て行きますがこれは表層だけで、水中では逆になっています。タイラバを着底させて巻き上げるとほぼ真下から上がってくるようになります。少しずつ船からタイラバが離れていくような感じがしますが、ある一定のところから離れていかなくなるのも二枚潮の特徴です。

今回の釣行でも、ほとんどの時間が真下に落ちる状況で時折二枚潮。
この状況では圧倒的にスイッチが強いです。

風が少し吹いたタイミングでビンビン玉NEOにチェンジすると魚が反応してくれました。

今回のテーマから少し逸れますが、ネクタイだけに絞り込むと、流れが強い時は硬め（厚めの素材）がよく、緩い時は柔らかめ（薄めの素材）がよくなります。

速く巻く場合は細くて短いものが安定し、遅く巻く場合は幅広の長いものがアクションしやすいです。

この日はマスターカーリーストロングがハマりました。

さて、ビンビンスイッチはMAXウエイトが150gまでとなります。
ディープタイラバでは200g、250g、300gというウエイトまでありますがビンビンスイッチが有効な状況では軽いウエイトで対応できますので、150gがあれば十分です。ディープタイラバでは100g、120g、150gがあればほぼカバーできます。

ひとつだけ、大切なことがあります。

ユニットのヘッドから出ている部分を長くして使っていただきたい。ビンビンスイッチはフォールのアタリも多くヘッドの上部あたりにバイトが集中します。

大鯛であればほぼ丸呑みされることを想定して、リーダーが吸い込まれないようにしないといけません。リーダーは歯にあたるとほぼ確実にラインブレイクしてしまいます。

見た目はよろしくないですが、釣果が落ちることはないのでご安心ください。

使用タックル

ベイトタックル

• ロッド：BSV-C68ML
• リール：ベイトリール
• ライン：PE1.2号、リーダー20lb
• フック：ビンビンフック 乱舞＃11

スピニングタックル

• ロッド：BSS-65MMH-VCM
• リール：スピニングリール
• ライン：PE1.2号、リーダー20lb
• フック：ビンビンフック 乱舞＃11