COLUMN
コラム

いのまた釣具店 第4回エリアフィッシング大会in東山湖参戦記

 今年で第4回目となる富士市いのまた釣具店主催のエリアフィッシング大会に参加してきました。

この大会は抽選番号順に好きなポイントに入り、3時間の総数匹で競うというもので、タックルはワンセットのみ、ルアーはスプーンオンリーという非常に競技性の高い、スプーニングの技術とポイント選択の眼を問われる大会です。

昨年の第3回大会では残り時間30分となったところでパターンを掴んで入れ食いとなり、結果、運よく優勝することが出来たので、今年もお立ち台にのる事を目標に週末ごとにプラを重ねてきました。

今年の東山湖は例年になくサクラマスの放流が盛んに行われ、表層付近で活発にアタックしてきます。大会前日に行われた放流でもレインボーとともに大量のサクラマスが入り、大会ではこの2種をしっかり釣り分けられるかがカギを握るであろうと思いました。

 そして大会当日です。

天気予報では午後から下り坂との事でしたので、なんとか大会中はもちそうです。

受付でスタート順を決めるクジを引くと何と参加60人中4番です。ラッキー!迷わず狙っていた放流場所近くのポイントに入りました。

まず表層でサクラマスを獲れるだけ獲って、反応が落ちてきたらボトム付近でレインボーを狙うという作戦を立て、大会がスタートしました。

あれっ!?プラで調子の良かったティアロ0.9gピンクを結び数投するも全く反応がありません。

周りを見渡すと、放流場所から少し離れた所に入った人達が揃ってロッドを曲げています。

どうやら放流されたサクラマスが群れで移動し、その付近に溜まっているようでした。心の中で、しまった!ポイント選択ミスか?と思いましたが、そうこうしているうちに私の隣で釣っていた釣友のK氏がコンスタントに掛け始めました。どうやら細長いウィローリーフタイプへの反応がいいようです。すかさず私もウィル(プロトタイプ)にチェンジし、表層を少し早巻きすると2連発しましたが、それで止まってしまい、どうも波にのれません。

それでも隣のK氏は同じパターンで数を伸ばしていきます。私もなんとか手持ちのウィローリーフタイプをローテーションしながら少しずつ数を伸ばしていきますが、7匹釣った所で時計を見ると、既に半分の1時間半が経過していました。

サクラマスが溜まっているポイントでは、スタート時のお祭り騒ぎはなくなったようですが、相変わらずコンスタントに釣れています。

このままではお立ち台どころか上位入賞も危ぶまれる展開です。ここで本日の作戦を思い出し、キッパリとサクラマスを諦め、レインボー狙いに変更する事にしました。

 ちょうどそのタイミングで、正面から風が吹き始め、いい感じで風下側になりました。

足元を覗いてみると、多数のレインボーが見え、手前のかけ上がり付近を行ったり来たりしています。

その時、これだ!と思いました。ティアロ0.9gブラウンを結び、ショートキャストで着底後、超デットスローでかけ上がりをなめるように引いてくるとバイトが出始めました。

リトリーブの途中でフォールを入れたり、スモールシルエットのスプーンでボトムバンピングさせたりして、周りが沈黙している中、1人釣れまくり、終わってみれば後半の1時間半で25匹キャッチに成功していました!トータル32匹で検量に向かうと、やはりほとんどの方が釣果の大半がサクラマスといった感じでした。

サクラマスが溜まっていたポイントで釣っていた方に話を聞くと、やはり後半はかなりペースが落ちたとの事でした。どうやら30匹を超えた人は私を含め数名らしく、期待を膨らませ結果発表を待ちます。

 

 そして集計が終わり、成績が発表されました。

優勝は38匹釣った方で全て表層のサクラマスで揃える見事な勝利でした。

そして第2位、32匹!私でした。やったー!前半かなり出遅れた事を考えると、この準優勝はとても嬉しかったです。

振り返ってみると、途中で表層のサクラマスをキッパリ諦め、ボトムのレインボー狙いに切り替えた事が良かったです。また、ちょうどそのタイミングで風が吹き始め、しかも風下側になり、レインボーが岸寄りに溜まり始めた事もラッキーでした。

反省としては、私には釣る事が出来なかったサクラマスの釣りを引きずってしまった事です。もう少し早くレインボー狙いに切り替えていれば、また違った展開になっていたかもしれません。とにかく目標は達成出来たのでよしとしますが、サクラマスの攻略という課題が残った大会でした。

使用タックル
ロッド:ufm-bws-510t ライン:ナイロン3ポンド
リール:ダイワ tdz-2004c リーダー:フロロ0.4号
ルアー:ティアロ各サイズ各色、ウィルプロトタイプ、マーブル、ナウスほか