COLUMN
コラム

猛暑と大イワナ

 今年は異常気象だ。。。

8月に入り本日が25日であるが、2日間を除き連日の23日間真夏日が続いている。

そんな真夏日にならなかった今週の水曜、木曜にまとまった雨が降ったため、川の状況がリフレッシュしたのではないかと思い某河川に釣行に出掛けた。

 川辺に到着しウェーダーを履きながら遠目に水をチェック。雨の濁りがのこるものの、水量、水圧ともに申し分なさそうである!

身支度を全て済ませ土手を降り、逸る心を抑え水辺に立ち今度は水底をチェック。

先週末までは猛暑のために、水底の石に付いたコケが腐っていたものの、今日は腐った部分がまとまった雨に流されベストな状態です!

 早速『トリコロール55S レーザーワカサギ』をセットし、いざ入水です。

まず最初に狙ったのは、元気な魚が付くと言われる流れの当たる岩の表側です。ドリフトで送り込み、ここぞの所でトィッチングを繰り返した数投目…『ドッン!』とした当たりが全身に伝わりました!

水中でロールする感覚や、流れに乗って下流に走るファイトを楽しみながらネットインしたのは27cmの綺麗なイワナでした。さすがに流れの当たる岩の表側の魚です、ネットインするまではずっと尺上だと信じていました。。。

 さて、数投で1匹目をキャッチしたため気分良く釣りを進めます。

次に狙ったのは、岩の裏側のポケットウォーターです。

岩表を狙うのと同じくドリフトで岩の裏側に送り込みますが、ここぞのポケットウォーターではトィッチングでは無く、出来る限り長時間同じ場所でステイさせているイメージで小刻みにシェイキングをして魚を誘ってみました。

このシェイキングには色々なルアーで試したが『トリコロール55S』の沈みすぎず、浮き過ぎない潜度がキモではないかと考えております。

 何投目かのシェイキングのその時…

シェイクしている『トリコロール55S』が軽く押さえつけられたような小さな違和感があり、当たりを聞く様にほんの少し竿を立ててみた。

途端に岩の裏側で大きな魚が『ウネウネ』『バシャバシャ』『ドタドタ』と暴れだします。一瞬、裂けた水面から見えた横腹は半端なサイズではなく、間違いなく尺上サイズです。

『ウネウネ』『バシャバシャ』『ドタドタ』と暴れているうちはまだ対処できたものの、流れに乗って『ダーアー』と下流に走られた時は、猛暑なのに背中が凍る想いであり、こけるのを覚悟で必死に追いかけていました。。。

 そんな遣り取りを何とか無事に収束させ、足元まで魚を引き寄せネットインの準備です。しかし気付くのが遅すぎました、私のバカ…

ネットが小さ過ぎます!!!

魚が入りそうにもありません!!!

急いで岸に引きずり上げる場所を探していると、改めて魚が足元で『ウネウネ』『バシャバシャ』『ドタドタ』暴れだします。

 もっとも最悪の展開(足元バラシ)に成らないことを祈りながら、急遽見付けた本筋から離れた水溜りに魚を引き釣り込んだ時には、その場にヘタリと座り込んでしまいました。

37cmの大イワナ!!!

猛暑の夏の最高の出会いでした。

この出会いを演出してくれた『トリコロール55S』に感謝です。