COLUMN
コラム

釣りネエ釣行記

皆さんこんにちは、田中亜衣です。初めまして……かな?
釣りビジョンで放映中の ”J1 SALT グランプリ”
皆さんご覧いただけましたか?

これからジャッカルのフィールドスタッフとして、
皆さんに現場の状況をお伝えしていきたいと思います。

アタシは毎週、自ら操船して海に出て鯛釣りを楽しんでる自称釣りガール。
いえいえ、ほんとはニューハーフなんですょ(笑)
そんなアタシが気づいたことや発見したことなんかをゆる~く…
時には真面目にここでレポートしていきたいと思いますので、
これからよろしくお願いしますね。

7月12日(日)月齢26 大阪湾
台風9号の影響で南部への釣行を諦め船を明石海峡方面に向けて港を出港。

久しぶりの明石海峡。
操船しながらの釣りはここでは2回目。

上り潮が終わるまで1時間くらいは水深50mの岩礁帯。
ほとんど航路といったラインから流し始めて…
まだ2.5ノット以上。

ちょっとやり辛かったので少しショアラインの方に流し直し、
それでも、潮は……激流ぅ~

80gのビンビンスライドがちょうどいい感じなくらいでした。

ここでのタックルは、
・BIN-BIN STICK BSC-72MH-VCM
・ビンビンスライド80g オレンジゴールドフレークのストレートネクタイ

このロッドは明石海峡で生まれたモデルで、
複雑で早い潮の中でもハッキリと着底感が出るため目を凝らして、
ラインを見てなくても根掛かりなく楽に釣ることのできるロッド。

根がキツく激流ぅ~……の明石海峡ではなくてはならないのょ

 

で、仕切り直して、ハイギアモデルのリールで少し早めにリーリング。
ボトムから15メートルくらいを10秒くらいのスピードでリフト&フォール。
最近、ホームでイワシを捕食している真鯛を確率良く釣る方法なのですが、
早いリーリングで見せてフォールで追わせるイメージかな。
バイトはリーリング直後やフォール直後で、
あとフォールの時にボトムに着く寸前に集中してます。

あっ、リーリングの速さですが、
これより極端に速くするとほとんどリーリング時にしかバイトしないようなので、
今はこのスピードに落ち着きました。

でも、ここは明石海峡。
潮の速さも地形も全く他とは違ったエリアなので……
何が起こるか?気が抜けません。

 

しばらく流してると魚探に漁礁が映り、
アタシのビンビン玉があと5メートルくらいで着底ってときにスプールが「ピタっ」
ありゃ、漁礁の高さそんなにあるんかな~?と思った瞬間に、
ティップが「ガタガタガタっ」と揺れ瞬時に合わせを入れると、
ドラグをジャーっと鳴らしながら力強く引っ張っていく。

「やったー、狙い通り♪ でも何これ?青物かな?」
しばらくファイトしても青物特有のグングングンというティップの揺れがなく、
「もしかして鯛かな?」と思ったけど、これまた真鯛特有の引きもなく…
そうこうしてるうちにゆっくりゆっくりですが、
徐々に間を詰めて半分くらいまで巻くとグィッグィッグィッっと真鯛らしい引きになって、
ドキドキドキドキ‼

何度も気持ちの良い突っ込みをみせてファイトを楽しみ、
水中の糸の続く方に目を凝らしてると青白い魚体がゆっくりとこっちに向かって、
円を描くように近づいてきて…

「あっ、鯛やっ!やったねっ♪」

65cmのナイスサイズでした。
今回は台風の影響で風とうねりが出てきたため早上がり、
もう少し確かめたかったことあったのになぁー。

 


久しぶりの明石海峡。
独特の地形や海流がもたらす面白さは、また来たくなるほどでした。