キングカーリーで84cm〜状況の変化を見極めファインフィネスに切り替え/松本裕之
皆さまこんにちは。ソルトウォーター フィールドスタッフの松本裕之です。
島根県のシーラックへ、ディープタイラバ遠征に行ってきました。
11月の島根県は全国の八百万の神々が島根県の出雲に集まる神在月となります。
たくさんの参拝者が訪れることから宿泊施設の予約が困難になるため、半年前から今回の釣りを計画していました。

予報は西風。潮が同調してくれたらよい釣りができそう…!

蓋を開けてみると風が予報以上に強いが、いい感じでタイラバが流されてすごく良い雰囲気。
大鯛が出そうな状況なのでビンビン玉NEO/150gにビンビン玉カスタムネクタイ キングカーリーでスタート。
前週の島根・鳥取ではスローで巻きながらボトム付近をふわふわ漂わせる感じで巻くのがよかったので、同じようにしてみます。
狙いが気持ちよくハマって84cm!


この感じだと今日は更なるサイズアップが望めそう、とはいかずここから二枚潮に悩まされることに。ひと流しであっという間に状況が変わってしまいました。
上から5層の潮流を表示しているのですが、底潮はほぼ止まっており、その上の潮が速い「強烈な二枚潮」。

キングカーリーではアタらず、スイッチにチェンジするとアタリは出るもののフッキングには至らず…。
さてどうしようか。晩秋から春の奥の手、細ネクタイでのボトムスロー巻き狙いを試してみます。
これが正解で、70cmアップを追加!


アマダイやアオハタもよく反応してくれました。


昼過ぎになると潮が綺麗に流れ出し、ワンフォールワンヒットを楽しめました。

さて、今回の釣行では状況的に晩秋から春の奥の手「細ネクタイでのボトムスロー巻き」がとても有効的でした。
強いネクタイではアタリがあるのにフッキングに持ち込めない、よくバレる、そのような状況になった時に細ネクタイの有効的なセッティングを紹介いたします。
使用するのはビンビン玉カスタムネクタイ ファインフィネス。

これのカーブのピッチが狭い方をヘッド側に装着します。

次に一番下の針より下側にネクタイの中心部分がくるように「方ずらし」の状態にして固定します。
これには意味があって、フックに干渉する部分にネクタイの「動かない部分」をもってきて、「動く部分」はフックから遠ざけるようにしています。
「動かない部分」はフックに絡んでも「動く部分」は絡まないので、安定したアクションを生み出します。
ネクタイは2枚掛けがおすすめ。
使うカラーにもキモがあり、基本的にグローを使用して、もう1枚は違う色を組み合わせること。
私の中ではこの組み合わせが経験上安定して釣れる、信頼できるものとなっています。

細ネクタイ(ビンビン玉カスタムネクタイ ファインフィネス)
グローカラーをベースに異なるカラーを組み合わせた方ずらし2枚掛け
ぜひこれからの季節に試してみてください。

