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晩秋の高山ダムで連発。ソウルシャッド×キングジミーヘンジの実戦的使い分け/横山朋毅

皆さんこんにちは。ジャッカル社のジミーシリーズルアーのデザイナーをしています横山朋毅(よこやま ともき)と申します。

日に日に秋が深まり冷え込みが強くなっていく11月の中旬、私のホームレイクである京都府・奈良県・三重県県境にある高山ダムで良い釣りができましたので報告させていただきます。

 

当日の天気は時々晴れ間もある曇り空で無風。

午前10時過ぎに中流・月ヶ瀬スロープからの出船で上流域を目指します。

山添遅瀬エリアにあるベント部ロック帯に入り、まず選んだのはソウルシャッド62DR-SP(カラーはナチュラルシャッド)。

ボトムに点在する大岩に当てるように巻いてきた数投目に衝撃が。

ロッドを何度も大きく絞り込み上がってきたのは52cm1800gのグッドサイズ。

この時季の高山ダムの特徴として、減水している夏期に繁茂した草が増水して水没し、更に尖った岩が沢山水中にあることで掛けたバスに潜られてのラインブレイクを防ぐ意味である程度太さのあるラインを巻いて挑みたいです。

そのために今回はベイトフィネスタックルにレッドスプール10lbというセッティングを組みました。

ソウルシャッド62DR-SPは小粒で軽量ながらマグネット式の重心移動機構を備えていて飛行姿勢が良く、やや太さのあるフロロカーボンラインを巻いたベイトリールでもキャスト時の充分な飛距離とコントロール性を確保していて非常に扱い易いです。

そしてソウルシャッドシリーズの特徴でもある直進安定性は速めに巻き続けても狙った岩のピンスポットにブレなくコンタクトさせられ、この日の釣りを開始して程無い時間でビッグバスのバイトを上手く引き出すことに成功しました。

次は近くのバンクに続くロック帯の隙間を撃つためにキングジミーヘンジ(滋味エビ)に7gシンカーを用いたフリーリグで流し、55cm2200gのバスをキャッチ!

ラインはレッドスプール14lbをチョイス。

やや水深がある場所でも操作性を失わないしなやかさと岩の隙間に潜ろうと強烈なファイトのビッグバスを強引に引き剥がせる強さを併せ持った信頼のラインです。

その後もキングジミーヘンジのフリーリグやジミーシュリンプ3.8inch3.5gネコリグ、ソウルシャッド62DR-SPでグッドサイズのバスを追加していきこの日の釣りを終了。

夏期の減水から増水傾向に切り替わったものの、未だ岸辺の冠水ブッシュにはバスが入って来ていない中途半端な水位のタイミングの高山ダム。

そんな状況でもハードベイトのソウルシャッドとソフトベイトのキングジミーヘンジ、そしてジミーシュリンプをロックエリアのそれぞれのシチュエーションに合わせて使い分けることでコンスタントにバスのバイトを引き出すことができました。

 

今回の釣行の動画はこちら↓

近郊部にありながらも多くのビッグバスが潜み、非常に攻略しがいのある高山ダムはこれからの晩秋がハイシーズンです。