ジミーヘンジ42パワーソルトのマテリアルと塩

皆さんこんにちは。ジャッカルR&Dチーム(研究開発チーム)の藤田夏輝です。
9月に発売となる「ジミーヘンジパワーソルト」。今回はそのマテリアルについてのお話です。
ジャッカルのワームは演出したいアクションによって、それぞれのレシピ・マテリアルが細かく管理されています。例えば「YAMMY500 4.5″」はノーシンカーのワッキーセッティングでフォールさせた時に最も釣れるアクションを研究して作られています。
質感はモサモサしていて艶がなく、塩がふんだんに詰め込まれて重量感のある仕上がりにしています。

当然、ツヤッとした表面に仕上げることも可能ですが、それだとフォールした時に水を逃してしまい、生き物感がなくなってしまうのです。あえて艶を無くすように調整し、塩も粗いものを配合することによって原料の結合を抑えて、モサモサとした釣れる動きを出しています。
自社工場ならではの細かい調整
ジミーヘンジ42パワーソルトはその名の通り、塩がふんだんに配合されています。「ただ塩を配合すれば出来上がるでしょ?」そう思われるかもしれませんが、様々なバランスを見て高比重にしていく必要があるのです。
実は2019年より3年以上、ワーム工場の製造を担当していた経歴があるのですが、ワーム製造とはズバリ「料理」です。
少しの温度加減や原料の硬さ、ラメや塩の量によって毎日、いや、何分かごとに変化していくので細かく微調整を繰り返しながら製造しています。
当然、塩入りとノンソルトではワームの質感や動きまで変わってきますので、安易に塩を入れたからといって狙ったアクションが出せるわけではありません。
数種類存在するソルトマテリアル
少し話が逸れてしまいましたが、ジミーヘンジパワーソルトには粒子が非常に細かいマイクロソルトを配合して作られています。

ジミーヘンジには5本の細い腕が伸びていますが、粗い塩だと成型する際に、この細かったり薄かったりする部分に塩が詰まって、腕の先まで綺麗に塩が回らなくなることもあります。

均等に塩が回らなければ、フォール姿勢やアクション時の動きも変わってくるので、塩入りワームで最も注意しなければならない部分と言えます。
前述でYAMMYは粗い塩でモサモサ感を出しているとお話ししましたが、ジミーヘンジは全くの逆で、ある程度カチッとした素材感でなければ、アクションの時のキレがなくなってしまいます。ジミーヘンジのアクションは、オリジナルのようにピュッ!と動かした時にボワァ!となる動きが最大の強みですからね。
細かい塩を入れ、全体的にキュッ!と絞まった質感に仕上げたジミーヘンジパワーソルト。質量が上がって水押しがパワーアップしたジミーヘンジ42パワーソルトを是非お試しください。

