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コラム

【河北潟】自信を持って投入できる″切り札″/市村修平

初夏を感じさせる陽気の中、河北潟でスモールラバージグ「ビーク/4.3g」を使った“吊るし”でビッグバスを仕留めた。
タックルは、Revoltageシリーズの「RVⅡ-S68MH+」。
このモデルは、吊るしやカバー撃ちにも対応するパワーと、スピニングロッドならではの繊細さを併せ持った絶妙な一本だ。

この日のフィールドは減水傾向、岸際のブッシュや立ち木が目視できる状況。特に杭周りや沈んだ枝にベイトが絡んでおり、バスの気配を強く感じるエリアに絞ってアプローチした。

ビーク/4.3gに細めのトレーラーをセットし、杭に丁寧に引っかけて“吊るし”状態をキープ。
ロッドのティップを軽く叩く感じで、ルアーが小刻みに震え、長時間スポットに留めてプレッシャーの高いバスにスイッチを入れる。

違和感を捉えたのは、ラインがわずかに“ふっ”と揺れた瞬間。RVⅡ-S68MH+の高感度トレカT1100が手元に明確に伝えてくれた。
即座にフッキングを決め、強烈なファイトの末にキャッチしたのは、河北潟らしい体高のあるコンディション抜群のビッグバス。

この1本は、吊るしという繊細なテクニックと、それを支えるRevoltageの剛柔を兼ね備えた性能、そしてビークのナチュラルかつタフな存在感が合致した結果だと感じている。

河北潟のようなフィールドでは、ピンスポットの撃ち抜きが鍵になる。その中でこのコンビは、自信を持って投入できる“切り札”だ。