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七色ダムでの快挙!JB TOP50で輝いた準優勝とモンスターバスの舞台裏

皆さん、こんにちは。ジャッカルプロスタッフの藤田夏輝です。

皆さんもご存知かもしれませんが、3月27日から29日にかけて奈良県の七色ダムで開催されたJB TOP50 初戦七色ダム戦で【準優勝】を果たすことができました!

皆様からの熱い応援が大きな力となりました。心から感謝申し上げます。

また、予選2日目には70cm、5445g(12lb.)のモンスターバスをキャッチし、JB公式記録の最高ウェイトを更新することができたのです!!

開幕戦での準優勝に大きく貢献したアイテムや戦術についてご紹介します。

ビッグフィッシュが求められる3本リミット

今シーズンよりJB TOP50のレギュレーションが5本リミットから3本リミットへ変更となりました。この大きな変更は各選手の戦略を大きく変え、ビッグフィッシュでどれだけ揃えるかがキーになります。予選・決勝の3日間の中で1日でもリミットメイクができなければ、上位入賞は非常に厳しくなります。

変更に対応するため、プラクティスから安定して釣果を上げていたエリーゼ1.5インチTRAPmicro #8をセットした1.3gのホバストをメインウェポンとして使用しました。

このセットアップは、元々は昨年の桧原湖での優勝経験に基づく「動かずに動く」というコンセプトから開発しました。一般的にはスモールマウスバス狙いと思われがちですが、ラージマウスバスが小型ベイトを捕食する状況やタイミングでもこの戦術が必須です。

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全国のフィールドで繰り返しテストを行い、このメソッドは私にとってどのフィールドにおいても欠かせない武器となりました。これらのアイテムは2024年6月に発売予定ですので、もうしばらくお待ちください。

ラージマウスバスを狙い撃つようなキャストして巻いてくる釣りでは、ルアーとバスが一体化した際の不要な動きが、チェイスしてきたバスを引き返させ、バイトチャンスを逃す原因になりがちです。

手元がおろそかになりやすいライブシューティングでは、このフラつきを最小限に抑えるためにサイドキールを装備しており、この釣りを最大限やりやすくするためのマイクロホバスト専用プロトロッドで臨みました。

プロトロッド

2日目のスーパーモンスターキャッチ

初日の遅いフライトの後、2日目は早いフライトで西の川河口付近にエントリーしました。

そこでは、ライブスコープで数匹のビッグフィッシュがカバー際に複数いるのを確認し、最初はホバストやスモラバといった様々なルアーで反応を試みてもうまくいきませんでした。

最後にパワーフィネスで直接バスへアプローチしてみようと、手に取ったのは加木屋プロ監修のパワーフィネスロッド、NEW Revoltage RVⅡ-S68MH+です。

パワーフィネスロッドに求められる要素は、シェイクのしやすいバランスであり、カバー越しでのアタリを感知しやすい事、掛けたらしっかりと曲がってバスを余計に走らせないことです。

バランスが悪ければシェイクが難しく、アタリも分かりにくいものです。

力強いタックルを使用しながらも繊細なルアーを扱う、そのアンバランスな状況を快適にこなすことが求められます。さらに、カバーで掛けたバスに走られてしまうと、周りのカバーに入られてしまい、2重ロックがかかると手に負えなくなってしまいます。

Revoltage RVⅡ-S68MH+は、これらすべての要素を高次元で統合しています。

70cmのモンスターバスを掛けた際には、かつてないほどの強い突っ込みにも耐え、カバーから引き剥がすことができました。

普段からPE2.5号にレッドスプール16lbリーダーを組み合わせて使用しており、ドラグフルロックでゴリッゴリのファイトをしても、負けることなくラインの最大限のパワーを引き出せるロッドになっています。

ファイトの様子はショート動画でアップしているので、ぜひご覧ください。その「強さ」がわかると思います。

モンスタークラスを狙うアングラーにとっても、NEW Revoltage RVⅡ-S68MH+は絶対にお勧めできるロッドです。カバー攻めにおいてその性能を体感していただければと思います。