これぞまさに春のパターンフィッシング!。春シャロー✖️リルビルワイルド+ソウルシャッドの黄金律とは?
今回のJB TOP50遠賀川戦において、最もエキサイティングなシーンのひとつが初日ウェイインでした。
Mr.JACKALLの小野俊郎プロが驚異的な6,680gのビッグウェイトを持ち込むと、若きエースの藤田京弥プロがそれを上回る7,050gを持ち込むというジャッカルプロ達のバトルに地元アングラーは大いに盛り上りました。
そんなハイウエイトを持ち込んだ小野プロが、Facebookにてトーナメントでの戦略をコメントしています。
小野プロが狙ったのは、産卵を意識しシャローにさし始めるビッグバスに狙いを絞ったプリスポーン戦略。このパターンを見事に当てた結果、スタートして2時間後にはほぼこのウエイトを釣っていたというから驚きです。
写真は小野プロの実釣シーンのヒトコマですが、ハンプ(台地)の頂点部やその周囲の岩などのハードボトムを狙い、水深1m以上のレンジではソウルシャッド58SP、それ未満の水深では新作のリルビルワイルド75Fという、いわゆる巻物系ルアーのコースを変えながら何度も通すアプローチをしていました。
特にリルビルワイルド75Fは、霞ヶ浦のトーナメントからヒントを得て開発したもので、アクションのパワーやワイドリップによる障害物回避性能など、濁った水色の天然湖や河川フィールドにはベストマッチのアイテム。小野プロが実戦投入したのは当然の事だと言えます。
この際にキーとなったのは、ボトム(底)に強く当てすぎないレンジコントロール。ボトムをガリガリと擦りながら直進するのではアピールが強すぎる反面、まったくボトムに到達しない様では、このパターンにおいてビッグバスを狙うには不十分でした。イメージは1キャスト中に2回程度軽くボトムコンタクトをして巻いてくるリズムだったと小野プロは語ります。
そして、この春のビッグバスがシャローに上がるタイミングを読み切るために重要なのは、実戦から得る経験と知識です。1日でも多くの時間をフィールドで過ごす事で、新たな発見と共に経験値は上がり、以降の釣果向上に繋がります。最近のトーナメントシーンでは最先端の装備が話題になりがちですが、その根幹にあるのはアングラーとしての経験値とスキルで、最適なタイミングで最適な攻略を実行できるからこそ釣果を残せるのです。今回の小野プロはそれを大会初日のビッグウェイトで実証してくれたといえるのでは無いでしょうか?。
まだまだスポーニングシーズンは始まったばかり。ぜひ皆さんもフィールドで春の巻物ゲームの楽しさを満喫すると共に、春のバスフィッシングの経験値アップにつなげてみて下さい。きっと来春はもっと素晴らしいバスフィッシングが楽しめることでしょう。