COLUMN
コラム

猛暑のリザーバーを制す、ファイボスのフリーリグ

最高気温が毎日のように更新され、フィールドのコンディションも朝夕のチャンスタイムを逃すと釣果が伸びずといった厳しい暑さが続いています。

そんな中、真夏の房総リザーバーで、しかも日中でも着実に釣果を上げている釣法があるので今回ご紹介したいと思います。

その釣法は、「立ち木をファイボスのフリーリグ」で攻略するといったものです。

立ち木は房総リザーバーでは代表的な縦ストラクチャーでその周りをニュートラルにサスペンドするバスに対して、ファイボスが得意とするスライドフォールでバイトに持ち込むといった釣法です。

ファイボスのフリーリグを使用する理由は、フォールから着底にかけてのシンカーとワームが離れやすく、「喰わせの間」をしっかり作ることが出来るからです。

また房総リザーバーの立ち木周りに浮いたブルーギルが群れからはぐれて泳ぐ姿が扁平形状のファイボスがスライドフォールを演出できるからです。

 

そして、この釣りで注意しなければならないのが、立ち木へのアプローチです。

立ち木といっても様々で棒のようにプアーなものから、幹から枝までしっかり残った形状のものまでと様々で、特に太陽が真上にあるような日中はより大きく、枝までしっかり残っている又は複雑な形状の立ち木ほど大きなシェードが形成され、バスが好み易くなります。

アプローチは常にアングラーが水中の立ち木をイメージすることが大切で、どのような立ち木でも外側から(私は基本、立ち木の中心から半径10m外側)徐々に立ち木の中心へと刻みようにキャストして、立ち木周りのサスペンドバスにスライドフォールで追わすように心がけます。

ファイボスのフリーリグの操作の方法は、出来るだけフリーフォールでシンカーを先に着底または、立ち木の幹や枝に引っかけてノーシンカー状態でスローにスライドフォールさせます。

この時のロッドポジションは10時から11時くらいの位置でロッドティップから水面までにしっかりとラインスラックを作ってバイトのチャンスを作るのがキモです。

このノーシンカー状態でのファイボスのスライドフォールが真夏の日中に活性を下げたバスに効果的でこの操作がしっかり出来れば、ほぼ立ち木攻略は完璧といえるでしょう。

その後、バイトが無ければ1度大きくロッドを煽ってその周辺を同じようにフォールさせて次のキャストに移ります。

また、この釣りはタックルセレクトが重要です。

先に説明した「ロッドティップから水面までにしっかりとラインスラックを作ってバイトをさせる」ことが重要で、ここが「最大の喰わせの間」となるので、ラインスラッグを作りやすいロングロッドが有効です。

また、立ち木周りといったヘビーカバーでシンカーを故意に引っかけながら釣るのでロッドティップの強いヘビーアクションロッドを使ってください。

【Nishimura’s Tackle】

ロッド:revoltage RV-C610H

リール:ベイトキャスティングリール

ライン:レッドスプール14~16lbs

ルアー:ファイボス3.8” + オフセットフック3/0

             ファイボス4.5” オフセットフック5/0

 

まだまだ酷暑が続きますので、水分補給とこまめな休憩を取って真夏のエキサイティングなファイボスのフリーリグの釣りを楽しんでください。