今春の霞ヶ浦を攻略する、キーワードは”超シャロー”
今春の霞ヶ浦水系は湖のコンディションが例年と少し違っていて、思ったより釣果に伸び悩むアングラーが多い印象があります。
勿論、私もかなり苦戦していたのですが、冷静に湖のコンディションを見つめ直し、釣果を少しずつ伸ばすことが出来ています。
【今春の霞ヶ浦が違う理由とは?】
冒頭での「湖のコンディションが例年と少し違う」とは、大きく分けて3つの要因が考えられます。
1)昼間と夜の気温差が激しく、ターンオバーを繰り返し水質が常に悪い。特にロッドティップで水面をかき混ぜると泡立ちが激しくいつまでも消えない。
2)その水質に加えて湖周辺の田植えにより田んぼのオーバーフローした白濁りの水が混ざり更に水質が悪化している。
3)活性を落としたバスにリンクするベイトが少ない。
特に、水温の安定と水質の悪化が、バスのスポーニングを遅らせ、釣果が伸びない大きな原因だと私は感じています。
【盲点にして必然のスポット】
そんな中、私が着目したのがショアラインぎりぎりのヘビーカバー、しかも水深は30cm有るか無いかといった超ドシャローです。
具体的には、アシのポケットの最奥のゴミ下や倒れたアシが集まった所や岸から倒れこんだレイダウンの枝、消波ブロックの最奥の穴といった極々狭いスポットです。
特に湖岸からの最初のヘビーカバーが良い理由は、水質の悪い水を浄化しやすく、地熱の助けもあり水温が上がりやすく安定しているからです。
また、そのようなスポットにはバス以外にも甲殻類なども入りやすく移動距離なくフィーディングできるといった好条件でもあるのです。
【ルアーも一工夫で釣果に繋がる】
この様なスポットを攻略するのですが、今期のバスはルアーに対してセレクティブで定番のテキサスリグではバイトが少なく、あってもショートバイトでミスの連続で頭を悩ました挙句たどり着いたのが、
“HOLE FLICK5.6+オフセットフック+ハンマーネイルシンカー3.5~5g”の
オフセットヘビーネコリグです。
シャローのヘビーカバーに入ったバスに対して、
1)スローで大きなアクションで誘えること。
2)カバーの中に確実に入り、ステイの間を作ってバイトのタイミングが取れること。
3)ストレート系のソフトベイトなので吸い込みがよく、確実にバスに喰わすことが出来る。
要するに喰わせのフィネスベイトでカバーに強いセッティングがマッチしたのです。
このようにバスのコンディションに合わせて喰わせリグまでしっかり合わせないと釣果がでない状況を体感しているちょっと悩ましい霞水系です。
早く通常モードのコンディションに戻ることを待ち望んでいます。
また、状況が変わったらレポートしたいと思います。