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ワカサギパターンを攻略するために知っておきたいこと

皆さん、こんにちは。藤田京弥です。

今回は全国各地のフィールドで最近釣れ続いているワカサギパターンについてお話したいと思います。

まず、大前提として、バスはワカサギが大好きということ。

どこの湖でもいえることはワカサギが増えると捕食するバスも多くなり、バスの行動に大きな影響を与えるのですが、本当にワカサギが美味しいのだと思います(笑)

そんなワカサギにも季節によって行動が異なるシーズナルパターンがあります。

まず春は川や湖のスーパーシャローで産卵を行います。殆どのワカサギは産卵後は弱って死んでしまうのですが、中には生き残るワカサギもいます。これが2年魚といわれる大型のものです。

夏は孵化した稚魚が群れを作って泳ぎだしますが水通しの良いディープに多い傾向があります。そしてそのディープに生き残った2年魚もいますが、稚魚とは別の行動をしています。

秋は稚魚が少しずつ成長し、水通しの良いところから水の動かないエリアに移動します。具体的には湾になっているところで、入り口か湾内テンポよく探っているスポットを絞り込んで下さい。

 

ワカサギ釣りに最適なシーズンの冬はさらに大きくなり、水の動かないエリアを好みます。

このように、ワカサギの行動パターンを知ることがバスを釣るためには重要。ただし、湖によって行動が違うので、よく行くフィールドを観察して癖を掴むことが重要です。

次に釣り方ですが、ワカサギに似た要素を持ったルアーに好反応するのが特徴。横方向/スリム/キラメキがキーワードで、それを合わせた要素を盛り込む事が重要です。具体的にはバスが表層付近にいればNAGISA65SPのi字引き、中層はRV-ドリフトフライのミドストやホバストに実績があります。

活性が高ければ中層のバスを水面まで引っ張ったり、ボトムに追い込ませるなど攻略の幅が広がりますので泳層はそこまでシビアにならなくても大丈夫。特に、雨や曇り、朝夕のローライト時は表層付近に上がってくることが多いので、NAGISA65SPやRVドリフトフライのノーシンカーリグで狙い撃って下さい。

そしてもうひとつご紹介したいのが”群れ”のマッチ・ザ・ベイトという考え方です。小型ルアーをマッチ・ザ・ベイトとしてサイズやカラーを寄せるのが一般的ですが、群れとしてのマッチ・ザ・ベイトとしてアプローチすることも効果的。

最近のトーナメントで自分が結果を残しているビッグスプーンやスピナーベイトも一見ワカサギには見えませんが、キラキラと光るものでアピールさせながら通すことで群れとして、もしくは群れが襲われている様子を再現することでワカサギ食いのバスを反応させてビッグフィッシュをキャッチしています。

 

全国各地にワカサギレイクが広がり、注目されるこのパターン。破壊力は抜群ですので皆さんもお試し下さい。