【DIGLE】飛距離×潜行能力=釣果アップの方程式
飛距離は正義。絶対的なアドバンテージ
ルアー開発において、いつの時代も飛距離は重要な課題です。
特にディープクランクにおいて、キャストの飛距離が潜行深度に直接関係する要素であり、ダイレクトに釣果に影響を与えます。
今回は、加藤誠司プロが開発したディープクランクベイト”DIGLE/ディグル”をとおして、飛距離の重要性や潜行性能とストライクゾーンの関係について紐解いてみましょう。
なぜ、飛距離を求めるのか?
ディープクランキングにおいて飛距離が重要な理由は主に2つあります。
-
飛距離が伸びることでワンキャストごとにカバーできる範囲が広がる。
-
狙ったレンジに潜行するまでの距離が必要。
飛距離が伸びれば伸びるほど、狙ったレンジまで潜行させられる助走距離を確保でき、ワンキャスト毎のストライクゾーンを長く稼ぐことが可能になり釣果アップに繋がります。さらに付け加えるなら、よく飛ぶルアーなら近距離〜中距離のアプローチに追いて余裕をもってキャストすることが可能となり、飛距離や精度の向上と共にアングラーの身体的な負担も軽減するなど大きなメリットが生まれます。
そんな飛距離アップについてディープクランクベイトは飛行姿勢が大きく関係しています。
ディープクランクベイトはその名の通り深くまで潜行させるための大きなリップがついていますが、これが抵抗になることで飛行中にバランスを崩す原因のひとつでした。
この構造的な問題に対し、ディグルではリップの両端を反らせた新開発のウィングレットリップ(PAT.P)による空気の整流効果を活かすことで、安定した姿勢を可能にしました。
実際にキャスティングテストでは、同じディグルのボディにウィングレットリップと従来のフラットなリップをセットしたプロトモデル2種類を比較した結果、ウィングレットリップは20%の飛距離アップを記録しました。(当社比)
トレースコースを理解するということ
ディープクランクベイトにおいて同じ潜行深度でもトレースコースは大まかに分けて2つのタイプに分類されます。
-
なだらかなコースでターゲットレンジに到達する緩やかな潜行タイプ
-
最短でターゲットレンジに到達する急速潜航タイプ
どちらのタイプも適材適所でマッチする状況がありますが、ディグルは急速潜航タイプにカテゴライズされます。潜行してから、ターゲットレンジをキープして引いてくることでストライクゾーンを長時間トレースできることでバイトチャンスが増加します。
これまで、ディープクランクベイトの最大潜行深度やアクションについて語られることがほとんどで、水中でのトレースコースについてはあまり掘り下げられることはありませんでした。アングラーが最高潜行深度だけをみて、同じ4mダイバーをローテーションしているつもりでも、水中では全く異なる狙い方をしている場合もあるでしょう。自分のルアーがどのレンジをどんなふうにトレースしているのか?を理解して明確なイメージをもつことでさらに釣果アップに繋がります。
ディグルの真価を発揮するボトムノック
「よく飛んで、よく潜る」という基本性能の高さが秀逸なディグルシリーズですが、その非凡なポテンシャルを発揮する使い方がボトムノックです。
ディープクランクベイトのベーシックな使い方のひとつで、巻き続けながらボトムを叩き続けるもので、しっかり水を掴んでバランスを崩さず直進性に優れるディグルとの相性が非常に良いテクニックのひとつ。岩が多いガレ場や貝捨場などのハードボトムでは、水中でのルアーから生まれる波動やボトムを叩く音、砂煙でバスにルアーの存在を気づかせれることで本能を刺激しバイトを誘発します。
天然湖から人造湖まで様々なフィールドに対応するディグルが、エキサイティングなクランキングゲームであなたを熱くします。