COLUMN
コラム

トリコロールバイブでサクラマスキャッチ 手取川

皆さまこんにちは、STREAM FIELD STAFFの藤村です。
手取川釣行にて、サクラマスをキャッチできましたので、レポートいたします。

今年の日本海側北陸河川での『サクラマスの状況』についてはここでは割愛いたしますが、私のホーム犀川や手取川もご多分に漏れない状況であります。
とは言え諦めてしまっては釣れる確率が0%になってしまうため、諦めない心半分とほど良い惰性半分で夜明けからキャストを開始した。

実績のある場所を上流から下流へとランガンするもののアタリやチェイスすらも無く、アッと言う間にお昼前に。

川辺で昼食を食べながら次に入るエリアを考えていると、自分的には何の実績も無いが『バイブがハマるんじゃないの?』と言う場所が思い浮かんだ。


そこは手取川の中・下流域では一番川幅が狭くなり、激しい水の落差と剥き出しの岩肌が複合する自分にとっては難攻不落の場所。

入り組んだ地形でトレース距離が短いため潜り切らず、流れも強くルアーが狙ったポイントになかなか収まってくれない。今までだとコレで打つ手がなくなりこのエリアをあとにするしかなかった。

しかし、今回はある程度の水深まで落とし込めポイントを直撃出来るバイブレーションという次の手がある。

Tricoroll VIB 60 金アユ(フックを#8番に換装)をセットし2度ほどキャスト。

バイブのセレクトは間違っていないという感覚と、自分の立ち位置が若干違うのではと言う感覚、二つの感覚がなんとなくリンクした。ルアーの着水ポイントはほぼ変えず、下流側に数歩進みラインの角度を緩やかになるようにした3キャスト目。
ルアーを狙ったレンジまで送り込みロッドを1・2度煽る。
ラインメンデング兼アクションを入れた途端T-CONENECTION STREAM モンスタートラウト TS-S 80 Mのティップが『グン!』と絞り込まれた。

TS-S 80 Mが美しいベンドカーブを描いた。

ティップはしなやかに追従しながらも、強くて柔らかい粘るバッドが流れの中のサクラマスに主導権を渡さない。
途中私のミスで岩の裏に入られたため、ラインを傷つけないように優しく引っ張っては緩めを繰り返しサクラマスの動き出しを待った。

暫く我慢比べをしているとサクラマスが動き出し、その動きをTS-S 80 Mは間髪入れずに私に伝えてくれた。
勝負所と感じ、岩の下流側ににある小さな開きにサクラマスを誘導すべくロッドでいなしリールでラインを巻き取っていく。開きにサクラマスが出たことを確認後は躊躇なく一気にランディングまで進めた。

そして私のネットの中には銀鱗まばゆいサクラマスが横たわりました。

厳しい今シーズンに発売となったTricoroll VIB 60とT-CONENECTION STREAM モンスタートラウトシリーズ。Tricoroll VIB 60の沈下速度、T-CONENECTION STREAM モンスタートラウトシリーズの追従するティップと強くて柔らかい粘るバッド全てが相まって獲れた最高の一匹です。

タックルデータ
ロッド:T-CONENECTION STREAM TS-S 80 M
ルアー:Tricoroll VIB 60 金アユ(フックを#8換装)
リール:3000番スピニングリール
ライン:PE1.2号
リーダ:フロロカーボン4号