COLUMN
コラム

トリコロールミディアムダイバーモデル テスト釣行

解禁の石川県犀川にて現在開発中のトリコロールミディアムダイバーモデル(以下MD)のテストを行ってきました。

まずはルアーの特徴から。

1)フローティングモデル

2)重心移動搭載

3)トリコロールシリーズ特有の派手目なアクション

4)88mmと72mmの本流トラウト適応サイズ

当日は幸運にも小春日和の暖かく絶好の釣り日和、毎年のことながら金沢在住のテスター藤村氏との釣行となった。

釣り場は毎年の実績が有り水深も十分でMDのテストにはうってつけ下流部を重点的に行う事とした。

テスト用に作製したプロトは88mm(藤村氏リクエスト)と72mm(瑞浪フィッシングパーク中村氏リクエスト)の2タイプ、88mmはサクラマスがメインターゲット、72mmはサツキマスをメインターゲットとしたイメージである。

カラーは事前に犀川で河川工事が有り濁りが入る可能性が有るとの事で派手目なピンクバックを用意した。

初めに88mmモデルの使用感を確認。

シッカリとした引き心地で程良く水を掴んでいる感じ。

潜行深度は1m20~30と言ったところ。

初めのバイトはポイントの下流部でルアーが手前の積み石付近に差し掛かったところで有った。

バイトの感じは「小さくモゾモゾ」と小さく、根が掛かりでプロトを無くせないという負のイメージで軽い聞き合わせになってしまった。

ラインにテンションを掛けた所上流へ走った為再度フッキングを入れたが時すでに遅し「スッポ抜け、、、」。

せっかくの今年初めのアタリを中途半端に無駄にしてしまった。

そこから約一時間後、今度はポイントの上流部に入った。

何投かした時サクラが手前までチェイスしてきたのを確認、幸いな事にルアーに触る前にピックアップしたので一呼吸置いて同じコースにルアーをキャストし手前の駆け上がり近くからトゥイッチ開始。

今回は「ゴツン」と強いアタリが有ったので躊躇なくフッキング。

揚がったのはアベレージサイズながら綺麗なサクラ(サクラマスは何時見ても綺麗ですが)。

嬉しいMDでの一匹目となった。

その後、72mmの使用感を確認すべくルアーチェンジ。

場所は初めのバイトと2回目のバイトが有った中間辺り。

初めはルアーを十分に潜らせて手前の駆け上がり付近から弱めのアクションを入れていたのだが反応がなかった為ルアーをあまりも潜らせずにアクションを大きくした途端に3回目のバイト。

今回も躊躇なくフッキングし、ファイト開始。

今回の魚は先に揚げた魚より明らかにデカい。

水面まで上がった所で何度かジャンプ、その時突然ラインテンションが抜けてしまった。

バラシである。

帰ってきたルアーのフックは完全に伸ばされていた。

バラシは残念だったが3バイト1バラシ1キャッチはプロトのテストとしては十分な結果で、MDのポテンシャルの高さと共に煮詰めるべき課題も見つける事が出来た有意義な釣行となった。

ちなみに、同行した藤村氏もミディア88Fにて解禁フィッシュをゲットしたのでその報告もあると思います。