ウィル&トリコロール55HW
解禁から3週目、2回目の釣りだ。 今度は我が家のそばを流れる支流なんだな。 朝、のんびり10時頃に家を出てすぐ脇の流れを見に行った。何かごちゃごちゃ人がいるぞぉ・・・。 やーめた。本流との合流点まで下がっちゃお。 車を走らせること20分。 流れに深みのあるところはどこも人だらけ。 でも、オラの入るところは違うんだな。 春はね瀬なんだよね。 だって、冬の間に衰えた体力を水生昆虫を食って回復させようとしてるんだよ。 水生昆虫と言えば石ころがたくさんあって、すぐに水面に出やすい浅いところでしょ。だから盛期には鼻も掛けないほど浅い長い瀬を選ぶんだよ。 瀬が長ければ長いほど瀬尻に流下する水生昆虫が多いってことなんだよね。エサが豊富な場所で待ってるんだよね。 放流なんてしてないんだし、トロ場なんかにいないよね。 |
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エサ釣りも出来ないほど浅いところを上からじっくり釣り下って行くんだよ。 ポケットにはフィルムケースに入った2.1gのウィルとトリコロール55ヘビーウェイトが3個だけ入ったケースがひとつ。 まず、入ったところは枝沢の合流点の淵から続く長い瀬。淵なんか他の釣り人に任せて、瀬をダウンでゆっくり釣り下る。釣れるのはどうせ最後の方だけど、時期が来れば結構何匹も入っているので、端折らず頭から流す。 何だか流れの脇の方にはハヤの子だと思うけど、シラス程度の大きさの稚魚がたくさんいるからウィルの前回と同じ銀系を選んだ。 ユスリカやヒラタカゲロウが流れの上を飛び回っていた。何だか釣れそうだな。 |
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およそ40分ほど掛けて長い瀬を下りていった。 ぜんぜんいまsんねぇ・・・ もうすぐ終わりだってところで「グンッ!」と魚の手ごたえ。と同時にビックリジャンプするちょいデカヤマメ。 アッチャーッ・・・のらなかった。 色を変えて、何度も流すが反応がない。 30cmほどまた戻って、今度はトリコロール55ヘビーウェイトのギンクロを付けた。 ちょっとでかいかな? まあいいや、死にそうに見せれば食うだろ。 移動してるかもしれないから丁寧に釣り下る。 さっきのここだったよな。 対岸から流し、強い流れに入ったとたん「グワッシ!!」ハハハ、まったく同じところだ。 ハリ先といどいてよかったぁ、めっちゃルーズラインだったからな。 寄せてきたのはまだ銀化が残っている28cmのヤマメだった。 |
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場所を変えた。 さらに車で下って10分。 またまた、盛期には絶対やらないと言えるほど、ひざほどの深さしかない長い長い瀬。 随分時間がかかるぞと思ったが、ここでやめるつもりだったから入った。 ながいな~~と思いながら、さっきもひとつしか入ってはかったからな、やっぱまだ早いんだよな・・・ ルアーはウィル。 どんなに浅くても根掛りはしないので、気楽に川の端から端まで流す。 ほとんどウェットフライトのテクニックだ。 なんだかんだ終わりまであと少しのところまできた。 と、そこで「グーンッ」バシャバシャと可愛い水しぶきと共に寄ってきたのはヒカリはヒカリでも今度はヤマメの子。 もういいや。 来週から3週間連続で赤川だ。 早くおっきいの釣りたいな。 |