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第21回トラウトキング選手権大会 エキスパートシリーズ第二戦 / 矢島俊介プロが見事準優勝!

皆さん、こんにちは!矢島俊介です。
先日、東山湖フィッシングエリアさんで行われました、トラウトキング選手権大会エキスパートシリーズ第二戦に参加してきました!
当日の模様をレポートにまとめましたので、ぜひご覧いただければと思います。

大会前のプラクティス

まずは大会前のプラクティスの話から。
大会当日の3日前にプラクティスに入ることができたのですが、その日は気温も高く、なんとなく活性も良さそうな雰囲気が出ていました。
朝のうちはいつものティアロ1.6gを使ってボトムからの巻き上げで釣り、9:30くらいから魚が浮き始めたタイミングでは、パニクラMRとフラパニをローテーションすることでかなりの釣果が出ることとなりました。

このことから、プラクティスではあるものの、正直カラーを絞り込むまで行けなかった状況であったため、大会当日は他の選手と数釣り勝負になることを想定していました。

バラシを少なくするということに重点を置こうと思い、そのためのセッティングに時間を費やし、以下のセッティングを組むことにしました。

➀T-connection60L-STにエステル0.35号 パニクラMR
スローに巻いた時の強いバイトをソリッドティップでしっかりと吸収した後、張りのあるブランクスで、しっかりとフッキングすることができます。

➁T-connection60L-esterにエステル0.3号 フラパニ&ちびパニクラDR-SS
ルアー操作時はファーストテーパーよりのアクションで、適度に張りがあって操作感と掛けの良さがありつつも、ファイト時にはしっかり全体が曲がってくれるのでバラシも少なく使いやすいロッドです。

実際当日になってみると、前日にかなりの風が吹いたことから、1週間の内でも一気に気温が下がったタイミングでのスタートでした。そのためプラクティスの時よりも活性は下がっているだろうと予測。魚は朝のうちはボトム付近にいるだろうと思い、魚が浮き始めたタイミングが勝負の分かれ目であると心がけ、そのタイミングを逃さないよう意識して試合に臨みました。

1回戦

4人中2人抜けの第1回戦です。

抽選でC組を引きレストラン前の後半からスタート。
前半組の釣りを見る限り、予想通りボトム付近の魚をターゲットに皆さん釣果をあげていていたのですが、そこまで活性が高い様子ではありません。
スタートはティアロ1.6gを1、2回投げた後、すぐに重さを変えてティアロ1.3gにローテーション。



魚の活性に合ったスピードを見つけることができ、連続でヒットすることが出来ました。

活性が少し落ち着いて来てからは、ダートランでボトムの魚をチェック。
反応があまりなかったため、魚が浮いているかのチェックも含め、パニクラMRを使うことで1匹追加。
中層から表層のバイトはプラクティスの時とは違いまばらであったため、ティアロ1.3gに戻したところ、そのあとも何匹か追加することでトータル10匹で初戦1位で通過することができました!

2回戦

1対1のタイマン勝負です。

抽選の結果、1回戦の釣り座から少し桟橋寄りになった場所で、これまで反応の良かったティアロ1.3gでスタート。
バイトはあるものの、反転する様な良いバイトが少なくなってきたので、僕が手がけているNEW Tコネクションのエステル用のプロトロッド(ファーストテーパーのハリのあるロッド)にエステル0.3号の組み合わせに変更。



すると、今まで反転するほどはっきりとは感じられない、見逃しがちなほんの少しの違和感に反応することができるようになりました。
結果的にいうと、この違和感の正体はすべて魚のバイトであったため、タックル変更をしたことで、より魚のキャッチ率をあげることができ、この日の一つの軸になる釣りを見つけることができました。

3回戦

4人から1人突破の勝ち抜き戦です。

釣り座は、この日初めての桟橋右側の石碑前あたりでした。
今回の釣りの軸となったティアロ1.3gで幸先よく釣ることができたため、当初の予定では、このままスプーンの巻きで通そうと思っていましたが、周りの様子を見ていると、徐々に他の選手の皆さんがクランクでHITするタイミングが増えてきました。
結果的に第3ローテの時点で同引数まで迫られてしまいましたが、魚の浮くタイミングと、活性のいい魚が回遊して来ている様子でもあったので、パニクラMRでしっかり通してみようとトライ。



しかし、思った様なバイトを得られることが出来ず、試行錯誤しながら、ちびパニクラDR-SSにローテーションしていると、手前の駆け上がり付近をデッドスローに巻いていると、魚のいるレンジを発見。
このレンジの中に通すと良いバイトを得ることができ、最後の最後で連続キャッチすることができトータル8匹で準決勝へ進むことができました!

準決勝

3人から1人抜けの勝ち抜き戦です。

釣り座はレストラン前付近。
3回戦では使用していなかった釣り座でしたので、ティアロ1.3gから試してみたところ、いいスタートを切ることに成功。

ボトム付近の魚からの反応が薄くなってきたタイミングで、3回戦に見つけたちびパニクラDR-SSでじっくり焦らず待つ釣りをすることで、トータル5匹をキャッチすることができ、無事決勝戦へ進むことができました。

決勝戦

釣り座は桟橋のすぐ右あたりです。

準決勝で使用していないエリアだったので、また状況を確認することも含めて、今回の大会で調子の良いティアロ1.3gからスタート。



第1ローテ目で思い描いていた通りに連続HITすることが出来ましたが、そこはやはり決勝戦。
ここまで勝ち抜いてこられた対戦相手の皆さんも着実に魚を追加していきます。
最終ローテで、ちびパニクラDR-SSを使うことで1匹追加し、結果的には4匹で準優勝することが出来ました。

ずっとエキスパートシリーズでの表彰台を目指して練習して来ていたこともあり、今回の入賞は本当に嬉しいです。

残りは醒ヶ井養鱒場での最終戦を残し、現在ポイントランキングも首位につけることができていますので、この調子でマイスターを目指して全力で楽しんでいきます。

タックルデータ
ロッド:T-connection(プロトのエステル用ロッド) 
ライン:エステル0.3号
メインルアー:ティアロ1.3g

ロッド:T- connection 60L
ライン:ナイロン3lb
メインルアー:ティアロ1.6g

ロッド:T- connection 60L エステル
ライン:エステル0.3号
メインルアー:ちびパニクラDR-SS

ロッド:T- connection 60L -ST
ライン:エステル0.35号
メインルアー:パニクラMR

ロッド:T- connection 62M
ライン:PE0.2号
メインルアー:タップダンサー、ダートラン