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第21回トラウトキング選手権大会 ペア戦 トライアル戦 レポート/鈴木将人さんが見事エキスパート進出!

みなさん、こんにちは。TIMONフィールドスタッフの鈴木将人です。
今回は、1月8日、9日にならやま沼漁場にて行われた、トラウトキング選手権大会のペア戦とトライアル戦に参戦して来ましたので、その時の模様をレポートさせていただきます!

ペア戦(初日)

1回戦

1回戦は6ペアの総当たり戦です。
当日は、プラの時に当日放流される魚のスピードは把握はしていたものの、大会のために前日の夕方に放流された魚が、試合当日にどの程度のスピードで動くか全く分からない状態でした。
そんな中、一試合目を2.6gのスプーンで始めると、ルアーを追う魚のスピードが思いのほか早く、糸ふけが出て、ハンドルが軽くなるようなルアーを押すアタリが多く見られました。
ルアーウェイトを上げることで、そのスピードに合わせる方が正解のようでしたが、当日はルアーを変えずに巻きスピードを上げることで対応しようと思い実践したものの、1試合目は負け、2試合目は引分けと追い詰められてしまいました。
ただ、どのペアも戦績は拮抗しており、まだまだチャンスがあったため、気持ちを強く持ち、残りを全て勝つもりで臨んだところ、幸いなことに全勝することができ、3勝1敗1分でグループを2位で通過し、準決勝へ駒を進めることができました。

準決勝

準決勝はスプーン担当とプラグ担当に分かれての試合となり、自分はスプーンを担当しました。

ティアロ ヤジーシルホワUV

プラの段階でティアロ1.6gの自塗りカラーとヤジーシルホワUVへの反応が良かったので、その2つを軸にTグラベルも投入しつつ、何とか拾っていきプラグ担当に引継ぎ。プラグ担当もコンスタントに釣ってくれたこともあり、何とか鬼門の準決勝を突破することができました!

決勝

決勝はクジ引き10番の最終入場。
前半のスタートはスプーン担当の自分からで、調子の良かったティアロ1.6gのヤジーシルホワUVをチョイスします。
ボトムまで落としてからの巻き上げで釣れましたが、思いのほかバイトがなかったことと、ライズも多かったため、着水からの巻き下げでの攻めに変更。
途中でアクションを加えるパターンがハマったことで連発することができ、良い状態でプラグ担当に引継ぐことができました。そこで、パートナーもシンキングクランクで着々と釣ってくれたところで前半が終了。

後半は1番入場だったので、迷い無く前半で調子が良かった同じ場所へ入りました。
しかし、前半とは打って変わって一気に渋い状況です。
ティアロからちびティアロ1.2gに変更し、食わせを意識したより小さいシルエットで何とか絞り出すものの、前半に比べて失速。

途中ジャンプのバレがあり、結果1匹差で3位入賞となりました。

惜しくも前回のチームバトル同様エキスパート権を手にする事ができませんでしたが、ずっとペアを組んでいた後輩と入賞できたのは素直に嬉しかったです。

また、翌日のトライアル戦のために、かなり状況把握することもできたので、気持ちが沈むことなく、むしろ気合を入れて翌日へと臨むこととなりました。

トライアル戦(2日目)

1回戦

1回戦は前日のペア戦での釣りが、ある意味トライアル戦のためのプラにもなりました。
放流魚はアピード2.7gのダイゴハイアピールゴールドでの1匹のみ。

タップダンサー ショボクレブラウン

その後ティアロなどを投げるも無反応だったので、タップダンサーのショボクレブラウンを使用し、大きめの上下の誘いで中層の魚をボトムを意識させ釣る作戦に変更。
しかし、釣果としてはあまり芳しくなく、あまり数を増やすことができないまま前半終了。場所を入れ替わった後半はティアロ1.6gのヤジーシルホワUVを入れると2匹立て続けに釣れ、その後はまたタップダンサーを入れて追加。結果5-1で勝利することができ、無事勝者組で2回戦へ進出。

2回戦

2回戦は4人中1人抜けの鬼門。試合メンバーもエキスパート経験者が2人いましたが、気持ちで負けていられないので気合いを入れ直して2回戦をスタート。
1回戦で使用していない場所でやっていたこともあり、スタートはティアロ1.6gの放流用カラーでまずは様子見。数投で釣れるもあまり数を追加できなかったため、ヤジーシルホワUVにカラーチェンジ。
しかし、こちらもバイトが弱く良い感じがしなかったのでシンキングクランクを使用したところ、第1ローテで3匹追加することができました。
第2ローテは魚がかなり浮いた感じがしたので、第1ローテで使用したシンキングクランクを着水からデッドスローで下げていくように攻めると連続ヒット!
第3、第4ローテも同じ釣りを押し切り、合計14匹でトップ通過することができました。

準決勝

準決勝も北関東の釣り場をメインにしている強者との対戦。
準決勝も放流が入りますが、ルアーを追うスピードが遅く、スプーンで放流魚を1匹釣りましたが、早々に見切って、2回戦で調子のよかったシンキングクランクを使用して1匹追加し前半を終了。
後半も同じルアーで探るも反応が無かったので、タップダンサーに変更したところ2匹追加することができ、ギリギリ4-3で勝利し決勝へ進出!

決勝

決勝はクジ引き4番で前日のペア戦で良かった場所に入ることができ、ルアーはティアロ1.6gのヤジーシルホワUVでスタート。
最初はボトムからの巻き上げで様子見をしましたが、反応がなかったため、表層からの巻下げをしたところ1匹目をキャッチ。
しかし、その後反応が止まったのでシンキングクランクに変更すると4匹追加!
前半は合計5匹で折り返しとなりました。
後半はシンキングクランクで探るも反応はなし。
隣の方はスプーンを使われており迷いも生じていましたが、ラスト10分ぐらいのタイミングで魚のライズも少なくなったため、タップダンサーにシフトし残り時間をやり切る覚悟でのキャスト。なんとこれが功を奏し3連発する事に成功!

特に最後に手前で掛けた1匹がキーとなり、その時点でエキスパート進出が確定となり、一安心。

そこからは3位4位決定戦のサドンデスへ突入です。

自分の釣りに徹したものの、相手が一枚上手で、結果は4位

しかし、チームバトル、ペア戦とあと一歩でのエキスパート進出を逃していたものの、今回そのリベンジを達成することができ、初のエキスパート進出を決めることができました!

いつも応援してくださった皆様ありがとうございました。
そして、ならやま沼漁場様、主催者様、大会参加された皆様、大変ありがとうございました。
エキスパート戦もがんばっていきますので、よろしくお願いいたします!