COLUMN
コラム

長野県犀川にて臨む本流ビッグトラウト 前編

皆さんこんにちはTIMONストリーム フィールドスタッフの藤村修司です。
この度T-CONNECTION STREAMに新しく追加されたビッグトラウトモデルを携え、2日間に渡り、犀川殖産のキャッチ&リリースエリアに遠征をしてきましたので、その釣行レポートをお届けいたします。
前編・後編に分けておりますので、まずは前編からどうぞご覧ください。

※以下全ては私の使用した感覚、感想になるため、全ての方に共通するモノではないことをあらかじめご了承ください。

遠征初日

T-CONNECTION STREAM / Tコネクションストリーム

まず、「TS-S77ML+」のロッドに関しては十分過ぎるほどに結果を残しているため、今回は「TS-S80M」と「TS-S86M+」の2本に絞って、二日間の時間がある限りキャストし続けようと考えた。
犀川殖産への遠征はこれで人生4度目か5度目。それほど場所を知っている訳では無いので、先ずは以前に良型レインボーを釣った事のある岩盤スリットのエリアに入ることにした。

まずはじめのロッドは「TS-S80M」をセレクト。

Tricoroll 舞 / トリコロール舞

Tricoroll 流芯63/70HW / トリコロール流芯63/70HW

Tricoroll GT / トリコロール GT

ルアーのセレクトは、少ない経験ではあるがレインボートラウトやブラウントラウトは小さめのルアーに反応が良く、大きめのルアーにはあまり反応しないイメージがあるため、今回は「TS-S80M」の適合ルアーに比べると、大きさや重さで下回る「トリコロール舞55S」や「トリコロール流芯63/70HW」、「トリコロールGT 72SR-F」等の5.5~9g程度のルアーを流れやロケーションごとに使い分けながらキャストしていった。
「TS-S80M」の最適なルアーは「トリコロールGT88」シリーズや10~14gのスプーン等だが、このロッドは上記のような小さくて軽量のルアーであってもキャストフィーリングが非常によく、持ち重りの少ない設計のため、操作性も非常に良い仕上がりとなっている。

6時から9時までは最初の場所で粘るものの、一切反応が無かったため移動する事にした。先日ニジマスの放流があり、大激戦区を予想していたポイントへ様子を見に行ったが、予想に反して上流側のあたりまでに餌釣り師の方が4、5人入っているだけだったため、今回は上流の瀬の流れ込みから釣りを始めることにした。

ヒットを得られたのは開発中の極秘ルアー

瀬からの流れ込みは、岩盤のブレイクの横を強く太く走っていたため、野生化した個体や放流魚の中でも泳力の高い個体が岩盤にピッタリと付いているのではと想像しての場所のチョイス。強く太い奔流と、岩盤の間にある少しの緩流帯に72mmサイズの超極秘開発中のルアーをキャストした1投目で、緩流帯ではあるものの、強い流れとルアーの抵抗で少し引き込まれていたティップが更に「グンッ!!!」と引き込まれた。

その途端、ドラグから悲鳴が上がるとともに、ファイトが始まる。
ティップが魚の動きに合わせて追従し、その感覚がベリーを通してバットに伝わり、バッドは力強く魚と私の力を受け止めていると感じられた。
ベリーとバッドの良い働きのお陰で、下流へ走る魚の動きが止まり、奔流の中でのやり取りではティップとベリーが良い仕事をする。
魚の動きに追従しながらも決して自由にはさせず、大きく暴れさせない様にこちらに寄せていく。

何度かの突っ込みをいなし切り、ネットインしたのは50㎝半ばの見事なレインボートラウトであった。

ここまでが釣行記の前編となります。後編もどうぞお待ちください。