COLUMN
コラム

“ラダミノー114″の使用シチュエーションについて

皆さんこんにちは、嶋田仁正です。
昨日に続いてラダミノーの解説です。

今回はラダミノーの使用シチュエーションに関してご紹介させて頂きます。

 

 

「河川」

流れの強弱、川のサイズ、水深に関わらず使用出来る絶妙なサイズは114mmです。
これ以上大きいと小場所では使いづらく、小さいと大場所で使いづらくなってきます。
アクション自体はその形状から見ても解るように、
比較的小さめのアクションに設定しています。

これは流速の早くなる水面直下30cm前後を意識している為です。

どんな川でもやはり表層は流れが早くなります。
その30cmのレンジの壁を破ってしまわないよう、泳ぎ過ぎないように設定しました。
更にシャローリップ搭載ですので、
丸石の川やシャローではミオ筋のショルダーをかすめるような使い方も可能です。

更に、“流れに乗った状態での”サスペンドチューンをしてあるので、
ドリフトの際も流し込んだ先からスムースにゼロ起動でアクションを開始してくれる為、
明暗に潜むスレた個体へもアプローチが出来ます。

 

 

「干潟」

オープンエリアである干潟でまず必須なのが「飛距離」。
まずは何を置いても必要です。広範囲を効率良く探る為の条件なので絶対に外せませんね。
この飛距離を出しつつも、
浅い干潟を攻略するにはシャロータイプのフローティングミノーやシンキングペンシルなどが最も多用されます。

アマモやアオサなどの植物が少ないようなエリアならばバイブレーションなども使えますが、
概ね先に上げた2種が先発のはずです。

レンジコントロール含め泳ぎならミノー、飛距離ならばシンキングペンシル・・となります。

すでに発売中のプロデュース作品第一弾「スレン」シリーズはこの中間に位置し、
ローテーションの核に成り得ます。ただスレンもやはりシンキングです。止めれば沈んでいきます。
一方でフローティングミノーは止めれば浮いてしまい、
生命感の無いただの浮遊物と化します。そう考えるとミノーのアクションに、
シンキングタイプならではの飛距離、
そして止めてもサスペンドして漂う様なアクションを演じてくれるラダミノー114は、
アマモなどの植物に付くシーバスなどを狙い、
「留置く」アクションを加えれば、効率良く攻める事が可能となります。
しかもシャローリップを採用している為、
ボトムに沈むアオサなどを拾う可能性も減り、ストレスフリーなゲームを約束してくれるはず。

加えて、デイゲーム時の「早引き」を考慮し、立ったシャローリップを採用しながらも、
リップ下にあるキールがバランスを保持。安定した泳ぎを実現してくれました。

実釣では干潟、河川、汽水湖などで実績を重ねてきました。

流れの強弱に関わらず水をしっかりと掴み、
明暗に流し込むドリフトでは90アップもキャッチ。
干満のほとんど無い汽水湖でも釣果をもたらせてくれたラダミノー114。

ローテーションの一角に食い込むルアーになってくれるはずです!

このように様々な状況下での使用スタイルでも対応する “ラダミノー114″。
次回はカラーローテーションについてご紹介させていただきます。

 

 

 

また、現在ジャッカルステーションにてラダミノー114の実釣解説動画も公開されておりますので、
こちらも是非ご覧ください。