COLUMN
コラム

ビンビン玉20g/30g その2

前回のBACK STAGE DIARYに続き、

ビンビン玉20g/30gのご紹介です。

今回の題材となるのは

「シャローのキャスティング鯛カブラ」。

 

文字通り、『投げる』鯛カブラ。

既にこの数年間で

瀬戸内のフィールドを中心に広がり出している釣法でもあります。

 

鯛カブラ専門サイトの鯛カブラ.comにおいても

これまでに何度か取り上げてきました。

(キャスティング釣法の詳細は下記バナーをクリック下さい。)

 

鯛カブラを斜めにトレースすることで、

鯛に横方向へと追わせるとともに広範囲を探れる。

といったメリットがあります。

 

水深のあるエリアでは

ドテラ流しの際、無意識に斜め引きとなり、

自然と近い釣り方になっていたかと思います。

(↓イメージ:通常の鯛カブラの動き。線で表わされるのが鯛カブラの軌道)

 

では、なぜ軽いビンビン玉でキャスティングするのでしょう。

 

キャスティング鯛カブラには

・シャローレンジを攻めること。

・柔らかい鯛カブラロッドでも投げやすいウエイトであること。

・速いリトリーブをすることが多いので、抵抗が少ないこと。

・浮き上がりが適度に良いこと。

・底取りが良い事。

と言った要素が求められます。

しかし、シチュエーションに合せたタックルバランスを突き詰めると、

相反する要素に直面したり、絶妙なバランスが要求されてしまいます。

 

軽いのに、底取りが良い?

柔らかい竿でも投げやすい?

 

これらの結果、ビンビン玉20g/30gがあらゆる矛盾を解決してくれました。

カブラを斜めに投げることで、ある意味

底取りや操作性が難しい状況を自ら作り出しているとも言えます。

トラブルを少なくしたゲームを成立させるためにはビンビン玉が最適なのです。

 

そして注目すべき点は、一番に上げた

「シャローレンジを攻める」という条件。

 

釣り人がキャスティング鯛カブラに魅了される理由がそこにあります。

初めてトライされる方は、

『そんなに早くカブラを巻くの?』

『真鯛がこんなに激しいアタックをするの?』

『こんなに真鯛は走るの?』

と、この釣りの新しい出来事に驚かれることでしょう。

 

発売となる初夏には、ちょうどキャスティングシーズンが訪れます。

春のノッコミという大きな盛り上がりを終えると、

荒食いシーズンである「夏」を迎えます。

 

もちろん、ショアアングラーの皆さんにも使いやすいサイズですので、

様々なシチュエーションで、

この『投げる』鯛カブラをお楽しみいただければと思います。

 

テキスト・資料提供: 鯛カブラ.com