パッケージも含めて「フック」という商品であること

皆さんこんにちは。
ジャッカルプロスタッフの藤田夏輝です。
皆さんはフックのパッケージについて、ここがこうだったらいいのにな…と思われることはありませんか?
ワームフックのパッケージって様々な形態がありますよね。
ざっくり分けて2種類、中でもごく一般的なのが中に商品説明が書かれた台紙が入っている、薄いプラスチックのペリペリで封がされているタイプ。
このタイプのパッケージって比較的安価であることから多く流通し、一般化したのだと思います。
しかし、このタイプはフックを保管するために考えられた最適なパッケージにはなっていません。
それは多くの日をフィールドで過ごしてきた僕自身がストレスに感じているからです。
現場の声を集めて導き出したパッケージとは

メーカー側からすればフック本体がメインであり、パッケージは安価で人目に付きやすいデザインで手に取っていただき、使用していただければ、ひとまずの目標は達成だと思います。
ただ、我々ジャッカルチームは、新しい商品を作るからには「現場で感じるストレスを解消したい」と、日々フィールドへおもむくスタッフを集め議論を行いました。
ジャッカルには、トーナメントを主戦場とするスタッフ、全国のフィールドでオカッパリをメインに活動するスタッフなど、様々な釣りのスタイルを持つスタッフが揃っています。
そのスタッフたちの意見で共通してあったのが
多くの市場にあるフックはパッケージが使いにくく、現場で手間取ってしまう。貴重なタイミングを逃してしまう。というものでした。
今が時合、タイミングだから瞬時に取り出したい!といった緊迫する状況を思い浮かべてみてください。
ペリペリがくっつき他のパッケージも一緒に出てきてしまったりする。
慌てる手には細かな作業が思うようにはできない。
そんな状況では他のパッケージとくっつくことがない「チャック付きのパッケージ」がいきてくるんです。
薄手のペリペリタイプだと何度か取り出すとホコリや水分で粘着力が弱くなり、自然に開いてしまったり、隣のパッケージとくっついてしまったりして取り出しにくくなってしまう。
保管~現場での使いやすさをトータルすると、導かれたものは『チャック付きの厚めのパッケージ』でした。
また、雨の日を思い浮かべてみてください。
ボックス内に湿気や雨水がダイレクトにアタックしてきます。
台紙入りパッケージは台紙が水分を吸い取り、パッケージ内部が濡れていきます。
台紙のないチャック付きパッケージなら保管時の錆びのリスクも抑えられ、釣行後も台紙を乾かす作業も必要ありません。

永遠のテーマ収納方法に新提案
皆さんはフックのパッケージをどのように保管されていますか?
収納方法は釣り人の永遠のテーマとも言えますよね。
千差万別、様々な収納方法がある中、フラッシュカードのように商品陳列用の穴を利用してリングで固定される方も多いのではないでしょうか?
ただリングで固定した場合、大抵の場合はリングを外さなければ開けられない。
もしくは、リングに近い側にペリペリがあって開けずらい。
そんな悩みを解決する方法が、チャックをパッケージの下側に設置する事でした。

しかしこれには課題があり、商品陳列時にチャックが下に設置されていると衝撃などの物理的な理由でチャックが開いて商品が落ちやすくなってしまいます。
そこで強固なチャックを採用することにしました。
強固なチャックだと開けずらいのでは?とイメージされると思いますが、強いがゆえに開けるときはパリッっと開き、閉めるときもパチパチッと気持ちよく閉まるようになりました。
フックの設計のみならず、ジャッカルフックはフィールドでも保管庫として使えるだけのパッケージの設計にもこだわりをもって作りました。
パッケージも含めてフックという商品

フィッシングショーで発表以来、長らくお待たせしてしまいましたが、ようやく2023年8月に店頭出荷できる運びとなりました。
まずは「スクイーズ」と「スクイーズ フィネス」の2種類がリリースとなります。
時合、貴重なタイミングを逃さない。収納保管に優れた
強固なチャックがパッケージ下側についた厚めのパッケージのジャッカルのフック。
フックの性能はもちろんですが、パッケージの使いやすさも現場で使っていただければ、体感できます。
ぜひ、フィールドへ出向いてみてください。
