COLUMN
コラム

レッドスプール裏ワザ使用法

レッドスプールフィールドスタッフの横山朋毅です。
7月23~24日の2日間、JBマスターズシリーズの第3戦霞ヶ浦戦が開催、参加して参りました。
都合で前週のプリプラクティスに行く事が出来なかったので試合前日の公式プラが今シーズン初の霞ヶ浦水系での釣りになりました。
この水系で自分が得意としているシャローカバー撃ちとシャロークランクで各エリアをスピーディーにチェックしてみたのですが、手に出来たキーパーサイズは一匹のみ…。

厳しい手応えしか無かったプラと同じく、シャロー撃ちを押し切ったマスターズ本戦ではなんと2日間ともノーフィッシュというとても不甲斐ない結果に終わってしまいました。
今シーズンの霞ヶ浦水系の難しさ、季節の進行不順やシャローエリアの魚影の薄さ(ベイトフィッシュも含む)を肌で感じる事が出来、10月に開催されるトップ50霞ヶ浦水系戦を見据えて良い経験が出来たとプラスに捉える事にします。
もちろん、とても悔しいですが……。

さて、良いとこ無しだった今回ですが、ここからは霞ヶ浦水系に代表されるマッディシャローフィールドにおける私流のラインの使い分けをお伝えしたいと思います。
今現在、オリジナルのレッドスプール(フロロカーボン)ではジグ・ワーム・ライトリグ系、レッドスプールパトレーター(ナイロンライン)ではファストムービング系というのが標準的なフィールドにおける私の基本となるラインの使い分けになっていますが、唯一マッディシャローフィールドでのみ変則的な使い分けを行っています。
昨シーズンから試してみて成果を上げているのが、シャローでの撃ち物(ライトテキサスやジグヘッド等)にレッドスプールパトレーター12~14lbを使用するという裏技です。

撃っているカバーの水深が30~60cm位しか無く、しかもショートディスタンスでのアプローチとなるこの水系でのカバー撃ちでは、時としてリールから出ているラインが3m以下の状態でバスのバイトがある場合があります。
対ショック性能に優れたオリジナルレッドスプールでもミスをしてしまうこの状況でナイロンラインならではのクッション性でバイトやその後のフッキングのミスを未然に防ぎ、結果的に手に出来るバスを増やす事に成功したのが低伸度ナイロンラインのレッドスプールパトレーターによるカバー攻略でした。
もちろんフロロカーボンラインであるレッドスプールよりは感度の点では劣るのですが、横や手前に走る等のラインの動きを見てアタリを取るマッディシャローの撃ち物釣りでは問題はありません。
嬉しい副産物としてはナイロンラインならではの比重の低さから水中のカバーへのタッチ感がソフトになり、リグのスリ抜けが抜群に良くなりました。
対磨耗性はさすがのレッドスプールシリーズなので非常に高く、冠水のウッドカバーや鉄杭等のハードカバーに擦れてもしっかり耐えてくれます。
撃つカバーの水深が1.5m以深となる通常のナチュラルレイクやリザーバーではカバーに対応した太さのオリジナルレッドスプールを使用するのですが、ことマッディシャローに対してはパトレーターでのカバー撃ちは効果アリ!!
マッディシャローレイクがホームの方は騙されたと思って是非一度お試しください。