COLUMN
コラム

ネコシュリンプの使用方法

皆さん、こんにちは。平村尚也です。
今回はネコシュリンプのリグ別セッティングの方法を。
ネコシュリンプの使い方はシーズンを追って挙げると主に3つ。

ジグヘッドリグ
ネコリグ
テキサスリグ

が主な使い方。
今回は基本的な使い方を説明していますが、皆さんのフィールドで最適なパターンを見つけてオリジナルな使い方をして頂くのがベストです。

「早春のジグヘッドリグ」

まず、始めにセット方法はテール部分をカットします。

平らな面を上にジグヘッドをセットして完成。

琵琶湖ならば水深2m~4mのウィードエリア、2m~6mぐらいの浚渫エリアがメインとなり、季節はウィードの生え始める3月中旬から5月初旬がベストシーズン。
ロッドは6ft前後のライトアクションからミディアムライトアクションで、ラインはフロロカーボンの4~6lbぐらいがオススメ。
ボトムまでフリーフォールで落として、ボトムのウィードにかけてシェイク&ステイ。ステイ時間を10秒以上待つことも有効で、ステイの時のラインは張らず、シェイク時もできるだけラインを緩め気味でシェイクした方が効果的です。


ジグヘッドのウェイトは1/16oz、1/13ozぐらいがオススメで早春の生え始めのウィードで硬く感じる場所を丁寧に釣って行くことが重要です。

とにかく、ロッドアクションはラインスラックを出しながら、ウィードでの移動距離を抑えるのが3月、4月のジグヘッドのコツです。そして、硬いウィードを見つけたらステイさせるとバイトが出ることが多くなります。

「梅雨から初夏のネコリグ」

スポーニングが終わり、梅雨から初夏にかけてバスがサスペンドしたり、フォーリングに反応したりするようになると効果的なのがネコリグ。
通常のフリックシェイクやネコフリックのようなネコリグが喰わせのネコリグなのに対して、ネコシュリンプのネコリグはリアクション。
ロッドを激しく煽って1mぐらいリフトさせてフォールをさせて、クイックなリフトで注目させて、フォールでビッグバスを喰わせるパターン。
まず、セット方法は、ネイルシンカーを1/32ozと3/64ozの2個用意します。

付属のOリングを後ろ側から差し込んでいく。

そして、中央のスリットにOリングをハメ込む。

続いて、Oリングにガード付のマス針をセットする。

続いてネイルシンカーのセット。
今回は2本セットする垂直スパイラルフォールセッティングを紹介します。

ネイルシンカーは2本、後ろには1/32oz、ボディ側には1/32oz、3/64、1/16ozのいずれかを差込ます。標準は3/64ozで、あとは水深や反応によりウェイトを変えますが、ボディ側のみを変える方が良いでしょう。
まずは1/32ozのネイルシンカーを後ろのテールのセンターに挿入。

続いて、ボディ側に3/64ozを挿入します。

このような形で完成です。

タックルはベイトフィネスの6ftから6,10ftのL~MLクラスでラインはフロロの8lb。私の場合はスイベルをつけてリーダーに12lbのフロロをセットしています。
スピニングの場合は、PE1号に12lbのフロロ、あるいはウィードが少なければ6lbのフロロでも可能です。
アクションはサスペンドしている夏ならば、フリーフォールでボトムまで落として、1mぐらい跳ね上げるようにクイックにワームを2段アクションでリフト、その後はフリーフォールで着底させる。
梅雨時期のようにバスの活性が高くない場合には、ボトムでフットボールジグを小突くイメージでウィードを小突くとバイトがでやすい。
テトラや護岸などでは跳ねる幅を小さくして30cm程度のリフトでメタルバイブのようにリフト&フォールを繰り返すとバイトが出ます。

「テキサスリグ」

ウィードの高さが出てきたり、琵琶湖以外のフィールドではジグヘッドよりも、テキサスリグやリーダーレスダウンショットなどのオフセットでの使用が多くなるでしょう。
オフセットへのセット方法はジグヘッドと同様にテール部分をカットします。

後ろからフックを刺して、オフセットフックの#1/0もしくは#2/0ぐらいをセット。

平らな面が上になるようにセットします。これでカバー内を打ち込むことが可能となります。
【ネコシュリンプ水中アクション動画】

「カラーについて」


ネコシュリンプの発売カラーは8種類。
左から
グリーンパンプキンペッパー
ヒヤケメロン
ザリガニ
グリパン/チャート
コーラブルーギル
プリズムシャッド
ローライトナチュラルメロン
ダッピシュリンプ

となります。
クリアーウォーターでは、「ヒヤケメロン」、「プリズムシャッド」、「ローライトナチュラルメロン」がオススメ。
マッディウォーターでは、「グリパン/チャート」、「コーラブルー」、「ザリガニ」がオススメです。
また、雨のようなローライト時には、白濁して目立つ「ナチュラルメロン」、晴れのハイライトの時には光を吸収する「グリーンパンプキンペッパー」、「コーラブルーギル」が良いでしょう。

【ジャッカル】平村尚也プロデュースのソフトベイト・ネコシュリンプ完全解説