COLUMN
コラム

『俺達。』最後の戦いVol. 3「 ゾーン突入の2日目!!」

20081106-秦2_爆発.gif

(前回からの続きです。)
リズムを崩し、負のスパイラルに巻き込まれた初日。
眠れない夜を過ごし、起床時間を迎えました。
いよいよ2008年の『俺達。』を決める命懸けの2日目が始まります。

2日目は朝から晴れる予報。
この日を外せば全てが終わる。中途半端なウエイトも同様。
トップウエイトを狙った超ギャンブル展開を成功させるしか
『俺達。』の生き残る道は無い勝負あるのみの展開です。

ならばやる事はひとつ、朝イチから下流へ走ります。
プラクティスで見つけていたピンスポットを丁寧かつテンポ良く回ります。

バイトは無い。普通なら焦るのですが、全く心配は無い。
自分でも信じられないくらいリラックスしてその時が訪れるのを待ちました。

そしてAM11時、突然の状況変化。
風が止んだ一瞬を境にバス達が一気にピンスポットに集まり始めた。
キャロライナリグから、さらにピンスポットをタイトに狙える
ネコリグとテキサスにローテーションしながら反撃開始。
超集中状態に突入し、まるで水が無いかの如くピンスポットが
頭の中のイメージで見える。大袈裟かも知れないけど、
数ヶ所マークしたピンスポットがはっきりと浮き出るように見えました。
さらに狙っていた単杭スポットではルアーが水深まで沈まない事が何回も発生。
つまり、15m離れた位置から直径20cmの杭の上にルアーが何度も乗っていたのです。
一流アスリートが口にする「ゾーンに入る」瞬間が『俺達。』に訪れました。
なんの確信も無かったけどこの時ばかりは、スゴいウエイトが出ると思いました。

20081106-hata_pain.jpg

この日のファーストフィッシュは、パインシュリンプ+5gシンカーに
シリコンスカートを加えたライトボイーンリグに来た1,000gクラスのナイスバス。

さらに、沖にポツリと転がる小さな岩からフリックシェイク5.8インチの
マルハタパンプキンをメインとしたローテーションでバスを飽きさせずに拾っていきます。
僅か1時間程で観戦ギャラリーの見守る中で見事リミット達成。
さらにランガンし、見えない杭からキッカーの1,400gを釣った時点で
4,000gを越えました。さらなるウエイトアップを図り、
プラクティスから好調だったTN/60&70マルハタサウンドで
ピンスポットの岩に当ててリアクションバイトを誘発。
入れ替えに成功しさらにウエイトを積み上げます。

20081106-hata_tn.jpg

残りの時間を翌日のプラクティスに充てる余裕も生まれ、
しっかりとチェックした後にウェイイン。
結果、ウルトラ大マクりの4,635gの好ウエイト。
一気に31人を抜いて20位で予選を突破することができました。

いよいよ次回は遠賀川戦の最終回。ダウザー長編もいよいよクライマックスです。