COLUMN
コラム

加木屋プロ流”釣れるジグスト”の極意

スト系メソッドの中でも、確かな実績と奥深さを兼ね備えた「ジグスト」。

その魅力と実践ノウハウについて、加木屋守プロに伺いました。

近年のバスフィッシングにおいて欠かせない存在となっている“スト”系の釣り。その中でも、特にビッグバスを引き寄せる力を持つのがジグストです。

ジグストは、ラバージグにトレーラーワームを組み合わせ、中層をシェイクしながらスイミングさせるメソッドです。
ガード付きのラバージグを使用することで、カバー周りもタイトに攻めることができ、ボートからオカッパリまで幅広く活用されています。

そして何よりも、ラバージグに対する強烈なバイトと、それを掛ける瞬間のフッキングの気持ちよさも、ジグストならではの大きな魅力です。
まさに、“釣って楽しい”“見てカッコいい”スタイルといえるでしょう。

揺れすぎるジグストは逆効果

加木屋プロが強調するのは、「とにかく揺らせば良い」というわけではないという点です。

「ジグのヘッドが左右に大きく暴れてしまうと、バスの反応が悪くなり、バイトに至らないケースが増える」とのこと。

そこで大切にしているのが、「糸をバシバシ叩かない」という意識です。

ロッドワークで過度な振動を与えるのではなく、ラバージグのヘッドの重さをしっかりと感じながら、ホワンホワンと柔らかく揺らすアクションを意識することで、バスに違和感を与えず、より自然な誘いが可能になります。

加木屋プロはこのアクションに気づいてから、ジグストでの釣果が大きく伸び、自信を持って実戦投入できるようになったそうです。

ジグストに最適な加木屋プロ推奨タックルセッティング

ロッド:Revoltage RVⅡ-C68MH

シェイクしながら操作するジグストでは、ロッドが長すぎると操作性が落ちてしまいます。このロッドは軽量で感度も高く、フッキングパワーも備えており、非常に扱いやすいモデルです。

ライン:レッドスプール 14lb

太すぎるラインは糸鳴りの原因となり、バスにプレッシャーを与えることがあります。そのため、しなやかさと強度のバランスが良い14lbを選択しています。

ラバージグ:アナーキーパワーフレアモデル

中層での存在感を高めるフレア感が特徴のジグ。移動距離を抑えながらも、しっかりとバスにアピールできるため、ジグストには特に相性が良いモデルです。

トレーラー:リビングバニー3.8″ エラストマー素材

ラバージグのヘッドが沈もうとする力に対して、浮力のあるトレーラーが反発することで、魅力的な揺れを生み出します。これが、スト系のアクションに一層の深みを与えます。

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