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【DB UMA FREE】フリーリグへの最適解。DB UMA FREEとは?

  • 前回のコラムではフリーリグとは?という基本的な部分をご紹介しましたが、今回はこのフリーリグを想定して設計した”DB UMA FREE/DBユーマフリー”について解説していきましょう。

 

DBユーマフリーの開発にあたり、秦プロが重視したのは”イメージどおりの操作性と緩急の変化をコントロールしやすさ”。水中でラインのたるみを出すスタイルだけに、何をしているのか分からない無感覚になってしまわない事を重視して開発は進んだのです。

 

そのリクエストを具現化するための工夫は大きく分けて3点。

1)水中での抵抗とアクションを生み出すシザーアーム

2)微波動とロールを伝える縦型リーチテール

3)飛距離アップやフッキング性能、エサもちを向上するボリューム感

すべては理想のアクションを実現するために試作と検証は繰り返されました。

 

  • ●相反する要素を可能にするシザーアーム

フリーリグのメリットである、シンカー着底後にフリーとなる”食わせの間”を作るために設けたのが2対のシザーアーム。水の抵抗となるブレーキの役目と、微波動によるロールアクションを生むリップとしての役目を果たします。適度な厚みと前後のサイズを変えるなど細部までこだわり、自重だけでフォールする際も自発的なアクションをする設計になっています。

 

  • ●微波動を伝えるリーチテール

DBユーマシリーズの特徴である大きなリーチテールテールは、シザーアームから生まれる微波動をテールの先端まで伝えます。また、縦型にセットされていることで水中で下から見上げた際のシルエットを抑えるられることで、バスに対するプレッシャーも軽減します。

 

  • ●適材適所のボリューム感と素材セレクト

3.8inch/4.5inchともに塩入の高比重素材を採用。適度なボリューム感をもたせことで、キャスト時の飛距離やアピール力の向上、オフセットフックのセットしやすさやエサ持ちの良さにも貢献しています。また、サイズ別に硬度も調整されており、スピニングタックルでの使用も想定される3.8inchは柔らかめに、パワーのあるベイトタックルでの使用がメインとなる4.5インチは硬めに調整されています。

 

秦プロの経験と、ジャッカル開発チームのノウハウをふんだんに盛り込み完成されたDBユーマフリー。お互いがとことん突き詰めた結果、フリーリグ専用ソフトベイトとして納得の性能を具現化しただけではなく、嬉しい誤算も生まれました。

 

当初はフリーリグ専用として開発されていたものの、操作性やバランスの良さという基本性能の高さにより、3.8inchはノーシンカーやジグヘッドリグ、ウェイテッドフックをセットしたスイミング、4.5インチはテキサスリグやリーダーレスダウンショットリグなど幅広い用途にマッチすることが判明しました。まだまだ可能性が広がるDBユーマフリーのポテンシャルは計り知れません。

 

次回のコラムでは、共同開発として馬場拓也プロがプロデュースし、話題を集めている”DB UMA KASUMI/DBユーマカスミ”との違いを検証していきますので、引き続きお付き合いください。