スレン80Sのカラーリングとフックセッティングについて。
前回に引き続き、スレン80Sのご紹介です。
今回はカラーリングとフックセッティングのお話です。
●80S専用カラー
120Sとは使用するエリアや合わせるベイトが異なる場合があるため、
専用カラーを設定しました。
右から
・コアシルバーイナ
10cmにも満たない小さなベイトはボディが透けているのに、
キラキラ反射しますよね?それに合わせて作ったカラーです。
ボディは透けていますが、
3Dフラッシュプレートがシルバーに塗装してあり、
透けながらもキラキラ泳ぐ姿はまさに小魚です。
日々開発のやり取りを行う中で、
イナ(ボラ)は嶋田プロが特にこだわっておられるベイトの様に感じます。
・チャートバックキャンディパール
このカラーは3Dフラッシュプレートにパールとキャンディカラーを塗った手の込んだカラー。
濁っていてもアピールしてくれるカラーで、嶋田プロ曰くアミパターンでは最強カラーとの事。
・マッディスペシャルGG
グリーンゴールドベースにチャートの模様を入れた一番のアピールカラー。
小さいボディでもしっかりアピールしてくれます。
濁った湾奥で効果を発揮する事でしょう。
●フック設定
何パターンもテストした中で、
嶋田プロが実際に何匹ものシーバスを相手にし、
フッキングの良さや強度、アクションを考慮した結果、
がまかつ社製RB-M#8ショートシャンクを採用しました。
湾奥やバチパターン等ショートバイトが多発するような状況でもフッキング率を高めます。
また、状況に応じてMHクラスのフックに交換してもアクションを損なわずに使うことができます。
変更に変更を重ね、一から作り上げたスレン80S。
コンセプトは120Sと同じなので、レンジコントロールがしやすく、流れに強いルアーです。
中国地方での大規模河川攻略イメージが大きかった嶋田仁正氏が、
関東に移り住み、湾奥ゲームへ自ら順応するべく試行錯誤を繰り返した末、
ご自身の成長と共に育んで来たルアー。それがスレン80Sの様に思います。
シンキングペンシルにカテゴライズはされますが、ミノーのように使って頂きたいアイテム。
きっと今までミノーでは口を使わなかった魚もバイトしてくるはずです。