COLUMN
コラム

ショートカーリーネクタイのセッティングについて

みなさん、こんにちは。

激流ぅー♪爆流ぅー♪ 田中亜衣です。

秋も深まりを見せて真鯛の脂もどんどんのって美味しい季節となってきましたねぇー
お刺身をアテに日本酒をキューっと…
うへっ、たまんねぇ~

あっ、すみません…ついつい(笑)

鯛ラバゲームは地域によって釣り方やタックル、攻略法などもいろいろで、
アタシのホームでもある紀淡海峡でもそれはあります。
年間5、60日、紀淡海峡で鯛ラバゲームを楽しんでますが、
今回はここのエリアでのネクタイのセレクトについて話したいと思います。

ここ紀淡海峡は全国的に比べても船の数や釣り人が多く船団の中で釣りをすることが多いエリアです。
それだけに、かなりのハイプレッシャーでの釣りになるのですがルアーのテストするには
この上ない場所のひとつでもあります。

仲良くしてもらっている漁師さんやキャプテン達との会話の中には凄い攻略法もたくさんあって、
ハイレベルな釣り人も多いです。

そんな中、アタシも釣りながら、
聞いたり教えてもらったりしたことを自分なりにアレンジしてるのですが、
中でもこのエリアでまず最初にみなさんにお話したいのがショートカーリーネクタイです。

カーリーネクタイというとストレートのものに比べて、
潮に絡みやすくスローリーリングでもアピール力があると知られてますが、
ショートカーリーネクタイはそういう類ではなく、
逆にスローでは動きにくい(動かないわけではない)ネクタイなのです。

だったら何故それを……って

それはですねぇー………………

具体的な理由が見つからないというか……
しいて言うなら、シルエットがコンパクトなところ。

他の地域に比べ年間を通して、
この辺りでは真鯛のベイトが小魚やイカなどの大きなシルエットのものよりカニやエビ、
ゴカイ類を捕食していることが多く胃の内容物からもそれがわかります。
なので、という結びつけは安直かも知れませんが、
実際に長いことここで釣りをしているとショートカーリーネクタイに分がある感じはヒシヒシと受けます。

このパターンと最初に出会ったのは、
ショートカーリーネクタイを多用しているひとりの船長が「これは釣れる」と教えてくれたのがキッカケで、
それからアタシも意識して使ってるのですが毎回アドバンテージを感じます。

使い方ですがこれも少し変わっていて基本的にはネクタイだけのセッティングになります。
スカートはつけてません。ネクタイ一本なのです。
ヘッドにショートカーリーネクタイ一本のセッティングって…
見た目にすごく貧弱で、初めての方に勧めるとあまり信用してもらえません。
でも、この海域で釣りをすればすぐに答えは出るので、
みなさん次からは自ら率先してやってますけどね。

ただネクタイ一本っていうのは少し困ることも…

何が困るってネクタイのカラー

鯛ラバで重要なファクターの一つがカラーチョイス。
その選び方で釣果を左右するといっても過言じゃないですよね。

例えばスカートもネクタイも付いてる普通の鯛ラバなら二色以上を盛り込めるのですが…
ネクタイ一本だと一色しか使えない。
ただね、それだけに何色に反応しているかが確実で、
同船者と手分けしてドンピシャのカラーを探すのも面白いですよ。

だからと言って絶対にネクタイ一本てことではないのです。

スカートをつけたり、ネクタイを二枚つけたり、このパターンも存在するのです。
ただしスカートを付けるときは、ノーマルなセッティングみたいにボリュームのあるものではなく、
せいぜいスカートの本数は5、6本のパラパラスカートでね。
特に水温が上昇して真鯛の活性が上がる6月くらいからは少しボリュームをつけてあげるのもアリです。
ただ、それでもショートカーリーに分がある感じはします。

まぁ、魚釣りなんで絶対はないのですが
紀淡海峡で鯛ラバをする機会があれば一度やってみてください。

(高松の海でも……ショートカーリー×2)

もちろんその他の海域でもアタシだけ爆釣したことは多々あります。
カニやエビ、ゴカイ類などを捕食している真鯛が多いなら一度試してみてください。
案外効くと思いますよ。

ショートカーリーネクタイ、なかなか侮れない小さな巨人です。

ではではみなさま、よい釣りを…