COLUMN
コラム

メバルの行動パターンに合わせたアプローチ

皆さんこんにちは、大分の一宮です。

すっかり寒くなってきましたが、この頃からシーズンを迎えるライトゲームのターゲットといえば、、、そう、メバルです!
「春告魚」の名を冠するメバルですが、11〜12月から4月あたりまで楽しむことができます。

ジャッカルからメバル釣りを楽しむために、様々なアイテムがリリースされています。今回のコラムは、メバルの行動パターンを合わせたルアーの状況別の使い分け紹介します。

表層攻略

メバルには青物ほどの遊泳力はないので、自身のテリトリーで餌を待ち構えて捕食していく習性があります。

メバルの意識が水面に向いてる状況、「ライズしている時」では、ミュートボールの出番です

エサを積極的に捕食している(ライズが頻発してる)状況であっても、警戒心が強くなかなか口を使ってくれないのがメバル釣りの難しいところ。
そんな不安要素をなるべく排除すべく、開発されたのがミュートボールです。

樹脂とワーム素材のハイブリッドボディは着水音を抑え、違和感を与えずに誘うことができます。

アプローチ方法はドリフト

メバルは潮上に頭を向けて待ち構えてるので、ライズしている場所の潮上にキャストし、ナチュラルにドリフトさせるのが有効。

漁港などの先端部にある常夜灯周りや、海藻が繁茂していてシャローエリアが広い磯場などライズが起きやすいポイント。常夜灯周りの明暗の境目にドリフトさせたり、特にジグヘッドやシンキングタイプのルアーでは攻めづらい藻場でもミュートボールではストレスフリーに攻めることができます。

ベストシーズンは産卵が終わりアフターとなって徐々に回復してくる1月から2月。他にもシラスが大量接岸してきていたりと、ベイトが豊富な状況下でもライズは頻発していきます。

ミュートボールはペンシルタイプとミノータイプの2種類あるので、リトリーブすると少しだけ沈むミノーと、ふわふわ漂うペンシルとは微妙な水深の差をつける事ができるので、メバルの活性や範囲を見ながら使い分けるのがおすすめです。

水面からミュートボールにバイトしてくる光景は視覚的にも楽しめます。

水面直下〜中層攻略

ライズも起きておらず、ベイトの種類もわからない、メバルのレンジや活性がわからない、、、そんな時はジェリーサーディンの出番です。
ジェリーサーディンは、主にパイロットとして使用する時に出番が多く、スローシンキングボディなので、水面直下からミドルレンジまで広範囲にサーチが可能です。

おすすめの使い方は3つ

  1. 着水直後にスローリトリーブ
  2. カウント3秒沈めてからのスローリトリーブ
  3. 最大30秒ほど沈ませてからのドリフト

レンジを刻みながら、メバルが潜む場所を探します。

ドリフト時に突然イレギュラーなアクションを入れる事により、反射的に口を使ってしまうメバルも少なくないので、アタリがあるけど乗らないみたいなケースでは、ぜひお試しください。
稚鮎やハク(ボラの稚魚)を狙って接岸する河口域のリバーメバルや梅雨メバルに特に有効な事が多いです。

また、生シラス食感の柔らかいボディは様々なベイトパターンにマッチすることが可能で、例えばアミを捕食していれば、アミの集合体をイミテート出来るアミレッドフレークをチョイスし、シラスを捕食しているのであればチリメンモンスターといった具合で、カラーセレクトで対応可能なのもジェリーサーディンの特徴です。

テールの種類も3タイプありノーマルなフィンテール、波動を生み出すシャッドテール、大型のベイトを捕食している時にのスリムリッジになります。メバルの活性やベイトの種類で使い分けていけば大丈夫です。

中層アンダーの攻略

ライズもない、中層でも反応がない。メバルの活性が低く、またレンジが深い様な状況下で活躍するのは「タイドカーリー」の出番です。

なぜ、タイドカーリーかといいますと、微かな潮流でもしっかりと捉えて、艶かしく動くテールがメバルに効くからです。ボトムや岸壁際に張り付いているメバルに対して特に有効で、ステイしていてもピロピロとテールが動きじっくりと誘う事が出来るのが強みです。

サイズは2inと2.8inとあり、メバルの活性やサイズで使い分けていけば大丈夫ですが、実は2.8inの方がボディ部分が小さいので、ショートバイトが多い時に有効だったりします。

ジグヘッドのウェイトは、主に1gから使用してフィールドの水深が深く、遠投の必要性が有れば重くしていき、岸壁際をじっくりフォールして誘うのであれば、徐々に軽くしていきましょう。

タイドカーリーが有効な時期としては、産卵が終わった直後の体力が充分に回復していないアフターシーズン等が挙げられます。
その他にオススメなのがデイのメバリングです。警戒心が強く、活性も高くないデイのメバル。にもかかわらず、タイドカーリーを目の前に落とすと、艶めかしいテールに誘われ、メバルがゆっくり近づいてきて食べるかどうかのハラハラ感をサイトで楽しむことができます。

口を使わない場合は、グローカラーなどカラーローテション、ジグヘッドのウェイトを変え、フォールスピードに変化をつけるなどスリリングな駆け引きを堪能ください。

メバルルアー使い分け

メバルの行動パターンを合わせたルアーの状況別の使い分けについて、紹介させていただきました。

様々なアプローチが出来るメバリングです。これからのシーズンにオススメですので是非試してみてください!