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晩秋のナイトサーフは見逃すな!/伊賀拓実

こんにちは!宮城県の伊賀です。

1年で1週間しか狙えない「満月ナイトサーフweek!」が今年もやってきました!

「ナイトサーフはなぜ今の時期なのか?」「意識するポイント」の2つを実釣も踏まえて解説していきます。

ナイトサーフはなぜ、今の時期が釣れやすいのか?

それは「海水温」と「プレッシャー」が関係します。

◆海水温

ヒラメの適水温は15℃25℃と幅広く言われていますが、個人的には「18℃21」付近が1番活性が高いと思います。

その海水温になるのが年に2回。5月~6月と10月後半~11月中旬の季節の変わり目です。

ヒラメだけでなく、筋肉質な良型シーバスも狙えます!

今の時期はヒラメの適水温でもあると同時に、冬に備えベイトフィッシュを多く捕食するタイミングが重なるので釣れるのかと思います。

◆プレッシャー

宮城サーフの場合12月頃から海水温が下がり、一気に釣れにくくなるため11月は平日でも多くのアングラーで賑わいます。

そうなるとプレッシャーが高くなりバイト数も減ってしまうので、アングラーの少ない時間帯(ナイト)を狙うのです。

意識するポイント

ナイトサーフで意識するポイントは2つ。

  • 満月
  • 存在感

魚の視界は人間と同じく、暗い所は見えづらく、明るい所は見えやすい状態です。少しでも月明かりが入ってくれる満月の日を選んだ方が釣果が上がります。

またルアーセレクトも重要です。月明かりがあると言っても薄暗いので、メタルジグのように小さくて早く動かすルアーは魚も見つけにくい。存在感のあるルアーが必須になってくるので、シンペンやミノーが活躍します。

おすすめは「アートラインイレグイマーカー」で着色した「ビッグバッカー フォールトリック84」の組み合わせ。ファットボディで存在感のある形状に、着色することでアピール力もUP。

ケイムラカラーもあるので、紫外線の少ない朝まずめやローライト時に効果を発揮します。

ナイトサーフ実釣

今回入ったポイントは連日多くのアングラーで賑わっている県南サーフ。水深の変化やブレイクといった地形変化のあるポイントです。

ルアーは「フォールトリック84 ピンクバックイワシ」。

ベリー部分に「アートラインイレグイマーカー ケイムラピンク」を着色し、アピール力を出しています。

時刻は23時。薄暗いですが、うっすらと離岸流が見えるのでヨレに溜まっているベイトを意識してサーチします。これからの時期はコノシロがメインベイトとなるので、やる気のあるヒラメを狙うが…反応なし。

時刻は23時14分。ヨレの反応がないので離岸流の流芯をスローリトリーブで探ってみる。岸から沖にかけてカレントがあるので、ゆっくり丁寧に巻いてくるとゴンッ!っと上からのし掛かるバイト!

40cm前後のサイズでしたがフロントフックにしっかり掛かる、やる気のあるヒラメでした。

今の時期のナイトサーフは座布団級のヒラメも釣れることがあるので、自己新記録更新の可能性が高い!

皆さんも是非挑戦してみてください!