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のっこみ黒鯛攻略は河口域にあり

皆さんこんにちは、大分の一宮(@yasuuu0129)です。

春真っ盛りの季節、ライトゲームの楽しいターゲット、チニングがシーズンインしました。

この時期のチヌは乗っ込みでもあり、パワフルなファイトが楽しめるので、普段からチヌニングを楽しむアングラーには待ちに待ったシーズンとともに、これからチヌニングをチャレンジする方へもオススメなシーズンです。

チヌが狙えるフィールドは、港湾から河口域、さらには完全な淡水になる中流域までと比較的身近なフィールドで楽しむことが可能な釣りですが、シーズン序盤は河口域がメインフィールドになります。
今回は、シーズン序盤の河口域に絞って、フィールドの特徴とチヌの活性に応じたチニングルアーの使い分け方について解説していきたいと思います。

シーズン序盤は河口域

チヌの行動パターンとして、春先から産卵前後の体力増強の為に、餌を求め浅場の河口域に入ってきます

河口域には容易に捕食できる甲殻類が多く生息しているので、チヌにとっても過ごしやすい環境といえます。ただ、一口に河口域といっても小石がゴロゴロとした地形や、干潟の様な泥状になっている場所と様々です。
河口の地形別攻略法を紹介します。

ゴロゴロとした地形の河口域に有効なアプローチ

まず、一番のオススメは、自分自身もパイロットとしてよく使用するチビチヌヘッド+チビチヌムシの組み合わせです。

河口域にはフナムシが多く生息しており、見た目がまさにマッチザベイト。

シャッドテールの生み出す波動は、周囲にいるチヌにルアー(エサ)の存在を知らしめ、チヌの活性を探るのに適しています。

使い方してはボトムズル引きが基本ですが、リーリングスピードを緩めたり、ステイを入れたりと緩急を交えたアクションを入れても良いです。
シーズン序盤の時期は、果敢にアタックしてくる事は多くなく、スローなアクションでじっくりと探るのが有効です。

チビチヌヘッド+チビチヌムシで反応があれば良いのですが、このシーズンのチヌはやたらと警戒心が強いのか、、ショートバイト(コッコッコッと小突くようなアタリ)が続いたりし、うまくフッキングに至らない事があります。

そのようなケースでは、ワームをちびチヌ蟹に変えてみるといいでしょう。
ちびチヌ蟹に変える理由は2つ。
カニのハサミを模したテール部分が微かな波動を生み出して、よりナチュラルにチヌを誘う事が出来ます。また、ワームがサイズダウンすることにより、より口の中に収まり易くなるので、ショートバイトに対応します。
もちろカニも河口域に多く生息しているのでマッチザベイトに対応しています。

使い方としては、じっくりとスローにズル引きがオススメです。イメージとしてはカニが歩くようなスピードで本当にじっくり、ゆっくり誘うのがポイントです。時折ステイを入れると、ワームを抑え込む様なバイトが手元に伝わってくるでしょう。

チビチヌヘッドの重さですが、前述した様にショートバイトが多いので、吸い込み易さを重視し、5g以下の軽量級を使用するのをオススメします。

干潟の様な河口域に有効なアプローチ

干潟ではベイトとなる甲殻類の種類も変わり、シャコやエビ等が多くなってきます。オススメするワームはチャンクローウェバーシュリンプベビードラゴンです。

これらのワームの使い分けですが、先ずは中間のサイズであるベビードラゴンから始め、チヌの活性に応じてサイズ変更する形がその日のパターンを掴む近道です。

活性が低くショートバイトが多ければウェーバーシュリンプ、高活性で大型のチヌを狙うのであればチャンクローといったローテション。

オススメのアクションですが、やはりボトムズル引きが基本になってきます。
それにもうひと手間加えて、小刻みなリフト&フォールや、ボトムバンピングも有効です。
チビチヌヘッドも7g以上の重量級に変え、激しくルアーを動かすことで、ボトムの砂煙を発生させ、追われて逃げるシャコやエビを演出する事も出来ます。

干潟はエリアが広大な事も多いので、より広範囲をテンポよく探る為、遠投にも一役買うことになるでしょう。


季節ごとに変わる攻略法

今回のコラムでは、シーズン序盤の河口域に絞って解説していきました。

チヌにとって過ごしやすい河口域は、シーズン終盤までチニングをやる上では外せないポイントです。紹介したテクニックは、序盤に限らず、長く使えるアプローチになりますので、ぜひ、お試しください。

そして、これから季節が進んでいくと、チヌはより上流へと遡上して行き、生息域が拡大します。そうなると、また違ったアプローチが必要になります。

今回紹介しきれなかった別のシチュエーションでの攻略法がありますので、それはまた次の機会に紹介したいと思います。

チニングの魅力は1年間を通して、様々なアプローチがあり、ゲーム性の高いことです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひこのコラムを参考にして挑戦して貰えると嬉しいです。

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