COLUMN
コラム

“ビンビンスティックHS”各モデルのご紹介

前回に続き、鯛カブラ(タイラバ)ロッド、ビンビンスティックのご紹介です。

今回は繊細な釣りをとことん求める“ルアーアングラー”にオススメな、
高感度モデルであるビンビンスティックHSです。

まずは絶賛発売中の基本モデル
BSC-HS610SUL ST
BSC-HS610UL ST
のご紹介から。

 

ソリッドティップを採用したHSモデル。
特にスタンダードな既存の2本は瀬戸内海を攻略するにあたり核となるシリーズです。
バイトの察知能力に優れたスーパーウルトラライトモデルと、
着底の感知能力に優れたウルトラライトモデルのラインナップになります。

それぞれの目的を明確に分け、全く異なる設計がそれぞれにされているのが特徴です。

 

BSC-HS610SUL

スーパーウルトラライトは、
真鯛のバイトの質を見分けられる繊細さをもつロングソリッド設計です。
真鯛がネクタイを噛んだ、ヘッドにアタックをした、針が口の中に入った、
そんな微細な現象を訊く事が出来るモデルです。
ベリー部に適度な“粘り”を持たせる事で、
しなやかなソリッドティップが流れに負けてしまわない様、
絶妙なセッティングが施されております。

 

BSC-HS610UL

ウルトラライトモデルは、着底感度を重視した操作性に優れたロッドです。
これを可能にしたのがショートソリッドティップ。
状況によってはスプールの糸が止まるよりも先に、
ティップの反発で着底を見極める事が可能です。
根掛かり回避ロッドとして、根回り攻略の基本ロッドとして活躍してくれる事でしょう。
このロッドでも対応しきれない激流ポイントでは先日ご紹介させて頂いた、
NEWモデルBSC-72MH VCMの出番になります。

 

そんなHSシリーズにはこの春 2本の新機種が追加となります。

 

その中から今回はベイトモデルをご紹介させて頂きます。
BSC-HS710UL
7フィート10インチというシリーズ最長の設定により、様々なアドバンテージを手に入れました。

まず、長さを活かし、しなやかに曲がるブランクでありながらも強力なリフティングパワーを実現しました。
繊細な穂先と力強さの両立に磨きをかける事ができました。
また、船下に潜り込んだ真鯛とのファイトも船底へのライン擦れを回避し、
優位にしてくれます。
喫水の高い外洋の大型船、あるいはロッドが長くても気にならない
ドテラ流しの釣りでは利点を最大限に活かす事ができるでしょう。
小型のプレジャーボートにおいても体を前に乗り出し過ぎなければ、
ティップが海面に入って使い難いという事も無い絶妙な長さの設定です。

丁度、SULとULの中間的なロッドとなっているので、一本でなんでも!
とお考えの方にもオススメです。

 

なお、7フィートを超えるこのモデルと前回ご紹介させて頂いた72MHには、
グリップ部分にも画期的な仕様を施しております。これは大きな特徴と言えるでしょう。

これらのモデルにおいてネックとなるのが長さや強さ故に要求される、
シビアなロッドポジションです。
リールをしっかりと支えようとすると、
ついついロッドポジションは高くなってしまいます。
しかしこれらのモデルでそのような構えになると、
真鯛のバイトを弾きがちになるのです。

そこで、自然な下向きの構えが作れるように、
またバイトがあってから更に竿先を下に送り込める体制を作りだせるように、
特別にセパレート部を長く、エンドキャップを小さくデザインしました。

こうする事でロッドを構えた時に、
不思議と竿先を下に向けるようなポジショニングができてしまうのです。
理由は、この構造によってリールを支える手では無く、
エンドキャップをあてる脇に支点を置く事ができるようになるからです。
慣れると不思議とリールを持つ手に全く力をいれずともロッドを支える事ができるようになります。

ベストな姿勢でアタリに備え、
力が入っていないことで真鯛の引っ張りに対して自然とロッドを送り込むことができます。
こうする事で弱点を克服しキャッチ率を飛躍的に高めました。

 

目からウロコのこの仕様は是非、フィールドで是非お試しください。