COLUMN
コラム

春の気配を追って ― 相模湖・高山ダム釣行レポート/横山朋毅

皆様こんにちは、ジャッカル社のジミーシリーズルアーのデザイナーをしています横山朋毅(よこやま ともき)と申します。

前回のコラムからちょっと間が空いてしまいましたがその間も試作アイテムのテストを含めた釣行は重ねていて2月下旬には関東への遠征、3月に入ってからはホームの高山ダムに通い出しています。

神奈川県 相模湖

まずは219日の神奈川県・相模湖から。

相模湖への釣行は人生で初めてでしたが、2月ながら水温が8℃台まで上がっていたことから春を意識したバスが動き出していると予想し、上流の岩盤エリアでジャッカルから新発売になったバイタルミノー5インチ(ヌメリスモークシャッド)の3.5gのジグヘッドリグのパワーミドストを試してみたところ43cm1300gのグッドコンディションの一匹をキャッチ!

釣れたレンジもかなり浅くて、風が強くて体感では冬その物の外気温の一日ではありましたが水中の季節は早春になりつつあることを実感しました。

バイタルミノー5インチはあのキングジミーヘンジにも採用した塩入りエラストマー素材を採用。

ジャッカル社ではS.I.Oエラストマーと呼んでいるこの素材を用いることで、水に馴染んで漂うようなアクションを実現しています。

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今までになく非常に柔らかい硬度に設定することと腹の深いスリットの効果により、ラインスラックを叩くだけの弱い入力でも極めて生き物感のある捩れの入ったロールアクションをゆっくりとした横移動の中で数多く演出させられます。

ラインが水を切る音も最小限に抑えられるので、特にプレッシャーが高い状況のフィールドで有効に思います。

私が釣行した翌日の220日の相模湖では、購入したばかりのバイタルミノー5インチを使って55cmのスーパービッグを釣られた方もいらっしゃったそうで、これからのプリスポーン期には更に期待できるルアーだと感じています。

相模湖釣行動画はこちら

高山ダム

関西に戻ってきて、36日の高山ダムではソウルシャッド62DR-SP(ナチュラルシャッド)のクランキングで44cm1400gのナイスサイズのバスをキャッチ!

本来、毎年冬場は満水状態になる高山ダムですが、雨不足から今年は冬でも水位がかなり低い状態が続いておりカバーの釣りが機能せず狙ってバスを釣るには厳しい状況になっています。

非常に水域が広い高山ダムですが、当日は上流域にエリアを絞ってミドルレンジに点在する岩にシャッドを当てていく釣りを展開。

ベイトフィネスタックルにレッドスプール10lbという強めのセッティングで角張った岩や沈んでいる草を気にせず広い範囲をカバーし、水面下のストラクチャーにリップを当てて巻いていくのがこの釣りのコツとなります。

水温は9℃台でしたが、まだ安定はしていないこの時季はルアーに対するバスの喰い方がジャレつくようなショートバイトになりがちで、シングルフックのソフトベイトではフッキングに持ち込むのが難しくなるタイミング。

キレが良いタイトアクションに細身のテール、その割りに大きめの8番サイズのトリプルフックを備えたソウルシャッド62DR-SPはそんなジャレつきバイトも絡め取り、ランディングまで繋げることができました。

高山ダム釣行動画はこちら

これからの季節の全国のリザーバーの展望ですが、水温が10℃を越えてくるとバスはようやく活発になってきて様々なルアーを追い始めるようになります。

しかしながらプリスポーン初期段階のこのタイミングではルアーの移動が速すぎると追い切れない個体がまだ殆どですので、上記のバイタルミノーやソウルシャッド等ゆっくりとした横移動でもアクションレスポンスの良い物、そしてカバー内での定点シェイクで用いるジミーシュリンプ3.8インチのスナッグレスネコリグが私の一押しルアーになります。

早春の釣りはバスにルアーをしっかり見せることを意識すると高結果が期待できますので、防寒対策だけはまだ怠らずに是非フィールドに立ってみてください。