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琵琶湖プロガイド柴田洋生直伝!!春の琵琶湖を攻略する「2つの場所と2つの道具」

「春が来たで‼︎」

いつもの通り、元気よく連絡をくれたのは琵琶湖でプロガイドとして年間200日に迫る日数を湖上でお客様と過ごしている柴田プロ。
柴田プロのガイドの特徴は、何と言ってもお客様に「釣って頂く」ことを優先するスタイルだ。なんと2024年はガイド日の95%以上でお客様が魚を釣って帰っている。

今回は、そんな柴田プロから春の琵琶湖を攻略する方法をレクチャー頂く。

最新ライブソナー不要

「どういった場所をやるんですか?」との問いに返ってきたのは「目で見て分かる変化だけよ。」というシンプルな答えだった。
難しくなったと言われる琵琶湖で、こんなにもシンプルな返答がくるとは思ってもいなかった。
柴田プロのボートにはライブ系ソナーが搭載されてはいるが、彼自身「ほとんど見ることはないなぁ。」との事であった。

デッドスロー域を抜け「ちょっと走るで」と言われて5分も走らず着いたファーストポイント。

漁港の出口。明らかに目で見てミオ筋が絡むエリア。

魚にたどり着くために必要な2つの場所と2つの道具

デッキの上にはフリックシェイクソウルシャッドをセッティングした竿が1本ずつのみ。
「これだけあれば成立するんよ。」とこれまたシンプルな回答。

南湖西岸の有名なミオ筋岬周辺のみを回る。とても有名なポイントや地図を見ればミオ筋も岬もわかる範囲しか回らない。

ポイント選びのポイントを強いてあげるなら「水が濁っているか否か」のみだ。明らかにクリアアップしている場所はあまり時間をかけない。

※ヤマハマリーナは水曜日定休。それ以外の日はマリーナから出るボートもいるので邪魔にならないようにポジションをとりましょう。

いくつかポイントを回るうち、フリックシェイク4.8”のジグヘッドワッキーに50cmオーバーがヒット。

「今日はいつもより寒いけどええのが出たな!」

ボトムまで沈めたら、あとはラインスラックを出してシェイクするだけ。焦らず、じっくりと攻める事だけがキーポイント。

この日は春を目前にした“寒の戻り”の最終日。

風が強く、雲が厚く張っており気温が上がりづらい状況。それでも水温は13度まで上がってきており、ここから温暖な日が続き水温が上がれば「フリック牧場」が出現するのだという。
実際、4月初旬の現在も柴田プロのガイドでは連日フリックシェイクでの釣果がSNSを賑わせている。

岬回りのソウルシャッド展開

4月に入り、シャローではモロコの産卵が活発化。長命寺川を覗けばモロコ釣りの方々が複数人目撃できる。南湖の岬回りもモロコが群れを成している。

この状況で今年もハマっているのがソウルシャッドだ。

十数年前から「魂の宴」と呼ばれる琵琶湖のモロコパターンが現在も存在する。

良いタイミングで良い岬に入ることができれば10分足らずで50オーバーを複数本釣れたりもする程の破壊力だ。

・本津プロガイドインスタ→https://www.instagram.com/takafumi_hontsu/

本津ガイドでもメインパターンとなっているソウルシャッドの使い方はこちら

この日も巻き始め僅か数投で56cmのビッグバスがヒット。

狙いは1.5m〜2.5mまでの岬が絡むシャローエリア。

ボトムに軽くタッチできるように、
水深が1.5mまでなら58SPを、
1.5m以深であれば62DRを使い分ける。あとはバンクに向かって投げて巻くだけだ。

「今日は寒くて厳しかったけど、良い釣りができて良かったね!」

一日、2つのキーワードと2つのルアーのみで回ってきちんと良型をキャッチできた。

レンタルボートアングラーでも、条件次第ではおかっぱりアングラーにも十分に実践ができる内容であった。

◆2つのキーワード

・ミオ筋

・岬周り

◆2つの道具

・フリックシェイク

・ソウルシャッド

例年であれば5月のゴールデンウィーク明けまで有効なパターンなので是非、参考にしてください。

柴田プロオススメ タックルセッティング

◆フリックシェイク

ロッド:RVⅡ-S65UL
リール:スピニングリール2500番
ライン:RED SPOOL 6lbs
フック:ワッキージグヘッド1.8g

◆ソウルシャッド

ロッド:RVⅡ-S65L
リール:スピニングリール2500番
ライン:RED SPOOL 6lbs
ルアー:ソウルシャッド58SP
オススメカラーはRTスーパーモロコ/記事内ヒットカラーはHLキンクロ