COLUMN
コラム

テールへのこだわり =開発中のカーリーテール=


皆さんこんにちは、ジャッカルプロスタッフの平村尚也です。
ジャッカルにプロスタッフとして入ってから、各種ルアーを試してきたのですが、
ラインナップにカーリーテールがない事に気づきました。
ガイドにおいてカーリーテールは誰にでも釣ってもらう為に必要不可欠なので、
早速開発に入り、いよいよその完成が近づいてきました。
カーリーテールはその動きは当然なのですが、どのウェイトで動かすのか?
という引っ張り速度との相関関係が非常に重要なジャンルのルアーとなります。
今回作成のカーリーテールは、スピニングでは3/32ozのダウンショット
ベイトでは1/4ozのヘビダンでの使用を念頭において動かす設計を目論んでいます。
 
このウェイトでフォールした時に自然に動きが出て、
ある程度の波動を発生するようにテール幅、曲がり角度、素材の硬さを設計しています。
今まで何種類もカーリーテールの開発には携わってきたので、
その辺の設計の時の注意点については熟知していますので、
あとはジャッカルの開発担当との二人三脚での取り組みとなります。
幸いジャッカルには、充実した開発設備が社内にあり、
プロトタイプの試作、変更には素早く対応しており仮形状でのテストがスムーズにできます。
そのため、修正への対応が早いので、夏頃から本格的にテストが始まり、
すでに最終のプロトまで進んでいます。
 
実際の湖上でも、ガイド時にゲストさんが他のカーリーをキャストされている横で、
釣り負けないのか? を実際に釣果差を見ながらテストしています。
ちょっとでも不具合があると、現場では釣果として差が出てくるので、
実践での投入は大切な作業です。
現段階では撮影でも取材でも、50アップに入れ食いと順調に来ていますので、
おそらく来春の発売となりそうです。
このカーリーテールは、誰が釣っても釣れるワーム
そして、プレッシャーの掛かった日曜日の後半からでもキャストできるルアー作りを目標に、
これからも私の経験を生かして開発を続けていきますので、ご期待くださいませ。