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COLUMN
コラム

ミナモ誕生のきっかけとその特徴

皆さんこんにちは。小野俊郎です。
いよいよ夏本番ですが、皆様良い釣りされてますでしょうか?
今回は私が開発に携わった新アイテム、「ミナモ」の紹介をさせていただきたいと思います。

 
ミナモはその名の通り、水面をワーミングで攻略するために生み出したアイテムです。ハイプレッシャーフィールドこそその真価が発揮される、超実釣派アイテムに仕上がりました。そんなワームがどういう過程を経て生まれたのか、サイドストーリーからご紹介させていただきたいと思います。

ミナモ誕生のきっかけ

キッカケは国内最高峰のトーナメントであるTOP50シリーズの転戦や、取材などで全国各地を釣り歩く中で、他のテクニックでは反応しない一匹を手にするために有効なテクニックの一つである、トップウォーターワーミングのテクニックをさらに進化させる必要が出てきたからです。

例えば、全国各地のメジャーフィールドやトーナメントフィールドなど、人為的なプレッシャーがかかった場合、バスはかなりセレクティブな反応を示すようになります。 水面近くでプカリと浮いているビッグバスなどは、それこそルアーをキャストするだけで逃げてしまうほど怯えており、バイトに持ち込むのは至難のワザです。

そんなバスたちを反応させる有効なシークレットテクニックの一つとして、トップウォーターワーミングがあります。 水面にあるエサには強く反応するバスの習性を利用したテクニックで、主に一部のスーパーロコアングラーたちが、それぞれのフィールドに合わせた形で改良を加え、結果を出しています。 いわゆる「ピクピク釣法」と呼ばれ、一般的にはリアルな塗装が施してある目玉付きミノーシェイプワームを表面張力で無理やり浮かせて誘うのですが、使いこなすためには相当に難易度が高いテクニックともいえました。表面張力で浮かせているために簡単に沈んでしまったり、小型軽量ワームであるがゆえにキャスティングディスタンスが出ないなど、エキスパートアングラーのみが習得できるテクニックなのです。 そこで注目したのが、ストレートワームで同様のテクニックを行うというものです。
ストレート形状のフローティングワーム自体は昔からあり、フローティングフリックなどジャッカルでもラインナップされています。 実際にフローティングフリックをピクピク釣法で使ってみると、キャスティングディスタンスも飛躍的に向上し、また、ボディーシェイプが大きくなる分、集魚効果が増し、まさに目からウロコの釣果を出すことができました。
とても強烈な反応と釣れっぷりが鮮烈に印象に残ったため、専用のワーム、専用のメソッド、の開発に至ったのです。

キーワードを具現化する開発技術とアイデア

“水面で、
移動距離が少なく、
細かで複雑な波動が出せ、
かつ、十分な飛距離を持つ、ストレートワーム”
これがキーワードに開発がスタートしました。極度のプレッシャーに打ち勝つことが出来る爆釣ワームになるのではないかと、とてもワクワクしたのが記憶に新しいですね。
開発が進むにつれ、そのキーワードがどんどん具現化されていきます。
まずは“水に浮かせる”というポイント。素材にはある特殊な“粉”を混ぜ込んでいます。

特殊なマテリアル「グラスバブル」


一般的にフローティングワームと呼ばれるものでも、その浮力はまちまち。 しかしその多くは浮力が十分ではなくフックやラインの重みを乗せてしまうと、水の表面張力に頼った浮き方となってしまうので沈みがちとなり、肝心なところでバスに見切られてしまいます。
要は、フックやラインの重みを乗せた状態で「浮きすぎず、決して沈まない」絶妙な浮力の調整が一番のキモとなります。
そこでミナモでは従来の素材に空気を練り込む製法ではなく、ミクロサイズの一粒一粒の粒子が、エアーホールのように空気を包み込むシェルになっている、グラスバブルという粉をワームマテリアルに練りこむことにしました。練り込む量によって浮力の正確な調整が可能であるため、“釣れる”浮力をとことんまで煮詰めました。

波動を生み出すためのリブ

次に、“水面で移動距離が少なく、細かで複雑な波動が出せる”というポイント。単なるストレート形状ではなく、リブで水を掴ませる形状にしました。

リブで水をつかむ表面積を大きくし、シェイクを加えたときの移動距離を極力少なくしました。
加えて、リブボディは複雑な水面波紋を生み出すのでよりバスに学習されにくい波紋が出せるというプラスαの要素まで得ることができました。

プレッシャーを与えないための飛距離

最後に“十分な飛距離を持つ”というポイント。
ストレートワームはどうしてもキャスト時に曲がったり暴れたりして空気抵抗が大きくなってしまいますが、ミナモには独特の“張り”をもたせています。

キャスト時に空中で暴れにくいボディの太さ・長さ・マテリアルの硬さを、絶妙なバランスを実現しています。
これは何とも文章で伝えにくいので投げてもらうしかありません。(笑)
ただ、言えることは、サイトフィッシングにおいても、プレッシャーのかかりにくい距離からアプローチできる飛距離をしっかりと実現しています。

単なるストレートワームではないストレートワーム。

たくさんのギミックを詰め込み、“釣れる”ワームに仕上げていることは自信を持って言えます。

ハイプレッシャーフィールド、そして各地のトーナメントシーンでも活躍して欲しいとの思いも込め、Feco登録も出来ているアイテムです。
ミナモに秘めたパワーをご体感いただければ、開発冥利に尽きます。
是非ともお試しください。