デンプシージャックのシーズン到来 ポテンシャルを100%引き出すセッティング/藤田夏輝
皆さんこんにちは。ジャッカルプロスタッフの藤田夏輝です。
春〜初夏に移り変わるタイミングになり、バスフィッシングが気軽に楽しめる季節になりましたね!6月って僕自身、一番ワクワクしちゃう季節でもあります。
スポーニングが終盤を迎え、アフターのバスがフラフラと泳ぎ出すタイミングでもあります。
産卵を終えたバスは動きが速いベイトフィッシュよりもエビや虫、ヤゴ、カエルなど、体力の消耗を抑えながら捕食できるベイトを探すのが一般的です。
そんなシーズンを攻略するのに必須なのがデンプシージャックです!
皆さんはもう試して頂けましたか?昨年の発売後、多くの方から『ちょっと水中に入るだけでこんなにもバイトが増えるんだ!』と釣果や嬉しいコメントを頂いておりました。
また、『ベストなセッティングを知りたい!』という意見も多くみられましたので、今回はフックで変わる動きの秘密をお話ししたいと思います。
確実に誘い出す2つの『フックセッティング』
おさらいですが、デンプシージャックは“超”が付くほどのクイックターンでカバー周りを攻めることができるルアーです。超ネチネチ誘えるその秘密は、『中空構造のエラストマー』と『一点集中型シンカー』にあるのですが、フックの種類やそのバランスで動きは変わってきます。
今年は遂にJACKALLからオリジナルオフセットフック「SCYTHE/サイス」がリリースとなり、デンプシージャックのポテンシャルを100%引き出せるセッティングが可能になったのでご紹介します。
王道の組み合わせ オフセット SCYTHE/サイス
【デンプシージャック42にはSCYTHE 1/0】
【デンプシージャック50にはSCYTHE 3/0】をセットするように設計されています。
首振りをする時に少し腹を見せながらターンするので2トーンカラーを使用するとバスが近寄ってきた時に明滅効果でバイトしてきたりもします。
アクションの特徴を最大限引き出す組み合わせ STLAZER/ストレイザー
【デンプシージャック42 STLAZER1/0】
動画で見ていただくとわかりやすいのですが、ストレイザーセッティングは更に超クイックターンで誘うことが可能です。
頭側の水の抵抗が減り、キュッ!キュッ!っとまるでジャックデンプシーが編み出した技、デンプシーロールかのようにクイックに動いてくれます。これ…実は異常なくらい反応するんです。アクションがクイックすぎて見切ることができないのか、出てきたバスのほとんどが狂ってバイトしてきます。動画ではほとんどのバスをこのセッティングで釣っているのですが、実はこのロケ数日前に発見したテクニックです。
ストレイザーはアプローチアングルが大きく設計されているので、バイトした瞬間にすぐに針先が立って深く刺さります。
当然タックルは強くないといけないので、L~MLクラスのベイトロッドにベイトフィネスリールを合わせるという変則タックルです。
ただ、不思議なほどバスを引き寄せる何かが備わった神セッティングだと思っています。
あまり流行っちゃうと釣れなくなっちゃうかもしれないので、この辺でやめておこう…。
ベストタックルとフックのバランス
PEライン直結で使う場合、バイトした時にガツン!とダイレクトにロッドに伝わりやすくなります。特に見えないオーバーハングの中などでバイトすると、どうしてもダイレクトにロッドに伝わってしまうので、タックルバランスは重要になってきます。
これを解決してくれるのがNEW Revoltageの追加機種であるRVⅡ-S65Lという番手。
デンプシーにはちょうど良い張りを持たせてあるので、キレのあるトゥイッチで誘えてバイトした時にはグンッ!とティップが入ってくれてバイトを弾かない。これさえあればアブレ無しの最適なロッドです。そこにフッキング時のパワーロスが少ないSCYTHEを組み合わせることにより、完全ノーミスの完封ゲームが展開できるでしょう。
デンプシージャックを極めるタックルセッティング
ここからは玄人向けのタックルセッティングです。
デンプシージャックの釣りを煮詰めた結果、尖ったセッティングになっていますがご了承ください。キモはPE直結です。
【デンプシージャック 42 参考タックル】
ロッド:NEW Revoltage RVⅡ-S65L
リール:2500番
ライン:PE0.8号~1.2号 直結
フック:SCYTHE/サイス 1/0
ロッド:NEW Revoltage プロト64L
リール:ベイトフィネス
ライン:PE2号 直結
フック:STLAZER/ストレイザー 1/0