春の霞ヶ浦の攻略はONとOFFの使い分け
皆さんこんにちは、JACKALLプロスタッフの馬場拓也です。
春の訪れとともに、自分のホームグラウンドである霞ヶ浦水系はシャローの生命感が増えてきました。そんな中で最近意識している事は”ONとOFFを釣り分ける”という事です。
まず、このONとOFFの定義を説明すると、魚のやる気であり、フィーディング(捕食)に入っているモードかそうでないかを意味しています。
まずはONの魚の釣り方として、霞ヶ浦水系の春で忘れてはいけないのが”シラウオパターン”。
使うルアーはもちろんこの釣り用に開発した”DB UMAカスミ”にワッキージグヘッドのセッティングです。
この日も夕方にかけて風向が変わり、風の当たり始めたリップラップ(石積み)に移動したら一投目で来ました。
ROD: BPM B2-S65L
REEL: ステラ2500SHG
LINE: REDSPOOLレグナム4lb
LURE:DB UMAカスミ(ステルスカスミシラウオ)+ ワッキージグヘッド0.6g
カスミシラウオカラーは3色存在していてカスミシラウオ/ステルスカスミシラウオ/ローライトカスミシラウオと、クリアーやホワイト系で細かく色分けしています。
単にシラウオに似せるための透明カラーではなく、その時の光量や水色で最も”シラウオが追ってくるカラー”をチョイスするのが基本です。
春の産卵期が近づくとシラウオがDB UMAカスミに群がって付いてくるようになります。
群れの様になることで、いわばナチュラルなアラバマリグ状態となり、バスが食ってくるという仕組みになるというわけですね。
3色をローテーションしていただければ、その日のベストカラーが見つかりますので、是非お試しください。
続いてOFFの魚の釣り方として、オススメなのが”カバーアラバマ”です。
これはフィーディング(捕食)タイム以外の時間、バスはフィーディングスポット付近のカバーや縦方向の障害物でじっとしている事が多いです。
倒木やブッシュをはじめ、杭やアシ、リップラップ(石積み)や粗朶等に身を潜めています。(写真は粗朶)
ONのタイミングでは無いので活性は決して高くなく、ルアーを通過させるだけではなかなか口を使ってくれません。
なので、アラバマリグ特有の群れ感で強制的に魚のスイッチをONに入れて、食わせる事ができるのがこのカバーアラバマメソッドです。
ROD: BPM B1-C611 MHH
REEL: アンタレスHG
LINE: REDSPOOL 24lb
LURE:リズムウェーブ3.8(セクシーアルビノ)+センター:リズムウェーブ4.8(セクシーアルビノ) アラバマリグ
壊れにくいマテリアルのリズムウェーブは、フックポイント埋めておけば大抵のカバーを攻めることが出来ます。
ちなみにこのルアーがイミテートしているのはワカサギです。ミノーが単体のワカサギをイミテートしているとしたら、アラバマリグはワカサギの群れを再現していると考えています。(写真はRVミノーとワカサギ)
このカバーアラバマで使用している2022年追加機種のBPM B1-C611MHHは、パワーが有ればフッキングと同時に抜き上げられるのでカ、バーに巻かれる心配は有りません。
パワフルでありながら、操作の強弱をつけやすいしなやかなティップを併せ持っており、ババタク的アラバマリグ一押しのモデルとなっております。
以上の様にONとOFFを釣り分ける事により、バスと出会える確率は向上することでしょう。
すこしでも春の霞ヶ浦攻略のヒントになればと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。